あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰

薬を使わない治療を目指す福岡博多の内科クリニックです。息育 足育二つのソクイク。あいうべ体操(口呼吸改善)、ゆびのば体操(足指体操)。

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2007年08月

佐藤会長をお迎えして

去る8月21日に加圧トレーニング・佐藤義昭会長を囲んで食事会をしました。

翌日の22日に、北九州市の統括指導者である尾崎先生の招きで、ロータリークラブで加圧の講演会をされるご予定でした。前日に福岡泊ということで、統括指導者が数名集まり佐藤会長を囲む会をいたしました。

佐藤先生を囲んで

 

 

 

 

伊藤先生は高知から飛行機で、江尻先生(統括指導者を9月に取得予定)は岡山から足を運んでいただき、3時間ほどでしたがあっという間に時が過ぎ去ってしまいました。

加圧トレーニングの最新情報から、テクニックまでいろいろと細かく教えていただきました。

ネット時代で大まかな情報はいつでもどこでも手に入れることが出来るようになりましたが、言葉や写真では伝わらないことも沢山ありますから、直に触れる機会というのは大切ですね。

と、囲む会に先駆けて、実はみらいクリニックで患者さんの直接指導をしていただきました。こんな機会はないからと、無理をお願いして足を運んでいただきました。

クリニックで講話

 

指導の後に、いろいろとお話を伺っている様子です。

佐藤会長に来院していただけるなんて夢のようですね!

さらなるトレーニング効果をあげていただくために、”ゆびのばソックス”を差し上げました。

 

佐藤会長は、ほんと気さくにどんな質問でも応えて下さいます。

その人柄に触れて、みなとても楽しそうでした。

加圧トレーニングが全世界的な広がりを見せるにつれ、こういう機会はどんどん少なくなっていくでしょうから、大変ありがたかったです。

これからも加圧道に邁進していきます!

先生、歩けたよ!

「Wさんからお電話が入っています」

山口市にお住まいのWさんからお電話がありました。

(どうしたんだろう)

と電話口に出てみると、第一声が

「先生、痛みが無くて歩けたよ、主人もビックリしてた」

とのこと。

Wさんは、国内外年中旅行される悠々自適の生活です。あまり薬を飲みたくないからと受診されました。

一所懸命に努力された甲斐があって、薬の量は随分減ったのですが、脚の痛みはなかなか治りませんでした。AKA(関節運動学的アプローチ)博田法を試みてはいるのですが、来院される度に

「先生、痛いよ、痛いよ」

と症状はほとんど変わりませんでした。

ある時、海外へ行くからゆびのばソックスが欲しいと仰ったのですが、あいにく合うサイズの在庫がなかったために、何とか出発までには用意するからとお約束しました。

何とか都合を付けて、出発の前日にゆびのばソックスをお届けすることが出来ました。

クリニックへの電話はその数日後のことでした。

300mおきくらいに休まなければならなかったのが、一回も休むことなく(痛みはあったけれど)歩くことが出来たとのことでした。

ご主人は、休む度に待たされるので、うんざりしておられたそうですが、今回の旅行は、待つことがなかったので、とても大喜び。

こういうとき・・(苦労してAKA博田法を習得したけど、靴下で良くなっちゃうとは・・・ショボン)となってしまいます。

ま、患者さんが治ればそれでいいことですから、今回のことは大変喜ばしいことです。

あまりのうれしさに、ご主人が靴下を買い占めてこいと言ったとか言わないとか。

自分の足でしっかり歩けるってとてもうれしいことですよね。痛み止めなどに頼らず、出来るだけシンプルな方法で、残っている機能を活用していくことが大切ですね。

一日が終わって・・・

「ふぅ一日が終わったねぇ」

クリニックでの診療が終わるとスタッフで一息つきます(もちろん鼻ため息で)。

一日がばたばたと終わってしまうことが多くなってきました。

現在、4名のスタッフでみらいクリニックを運営していますが、診療の質を保つにはやはり人手不足の感が否めなくなってしまいます。でもスタッフには、これ以上人を増やすことは考えていないよと伝えています。

それほど広くないクリニックですから、入れる人数も決まっていますし、3分診療をするために開業したわけではありません。

患者さんが信頼して通っていただけるようになるのはありがたいけれど、それによって診療が雑になってしまっては、意味がありません。

昼間に取材などが入ればそれこそ一日中、休む間もなく働きます。一所懸命に出来ることがありがたいですね。



事務の本田は、電話の応対、予約対応、商品販売とめまぐるしく動きます。

一人一人がきちんと自分の役割を果たしてくれているのが分かり、責任者としてとてもうれしく思います。

今週は、特に忙しかったのです。

火曜日に加圧トレーニング発明者・佐藤義昭会長をクリニックにお迎えして、直接のレクチャーを受け、二本の取材を熟し、金曜日の昼には吉野家が初めて(!)という原田ナースと二人で豚丼と温泉卵を食し、まあまあそれはそれはめまぐるしかったです。

ということで、ブログの更新が滞ってしまいました。

今週から頑張ります!

あっ先生、ウソついた!

「先生、Aさんって知っていますか?」

とおかかりのKさんに聞かれました。

「えぇ、いろいろなAさんを知っていますが・・・・どのAさんでしょう」

「私も直接面識がないんだけど、お友達に”ゆびのばソックス”をあげたのね。とっても良いからって」

「ほうほう、で」

「そしたら、これAさんにもらったのとおなじだってその方が言うの」

「へぇ奇遇ですね」

「先生は、みらいクリニックでしか手に入らないって言ったのに、ウソついたって思っちゃった」

「いやいや、そのAさんもずっとみらいクリニックにおかかりですよ。で、その、ゴニョゴニョゴニョ・・・」

「なんだそう言うことだったの」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後、こんどはAさんが

「Kさんって知ってます?」

と同じ会話がありました

なんでも、古くからの常連さんばかり集まる喫茶店(?)のご主人がその間を取り持った方とのこと。

みらいクリニックを受診していただいている方なんて、まだまだ少ないでしょうに、さらに”ゆびのばソックス”を履いている方となると・・・・ほんと偶然ってあるもんですね。

お互いに面識のない患者さん同士が、共通の知人に”ゆびのばソックス”をプレゼントしたと言うことなんですね。

確かに、誰かにあげたくなる靴下ですね。”何も言わずに履いてみて!”なんて。

この靴下は、いろいろな使い方があります。それらを応用すると、もっと歩くのが楽しくなります。


加圧でお肌しっとり(本編)

加圧トレーニングを続けていると、お肌の張りが良くなったり、化粧のりがよくなったりします。

おそらく成長ホルモンのおかげだろうと思われます。

人によっては、

・シャワーの時、肌が水をはじくようになった

・ファンデーションが少なくて良くなった

・肌につやが戻り、すべすべしてきた

などと表現の方法はさまざまですが、加圧によって得られる美肌効果は、トレーニングをはじめてから早い段階で現れて、実感することが出来ます。

いわゆる”むき卵”のような状態になるには、やはりかなりのトレーニングを積まないといけませんが、週に一回でも継続することによって、お肌の変化は現れてきます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「確かに、言った通り、お肌がしっとりなってきているわ」

と、母親がいいます。

「だから、ずっと前から、肌が変わるって言い続けてきたでしょ」

「あらっそうだったかね」

「・・・・・


母親に言わせると

「無駄なおしゃべりがないのがいい」

とのこと。まあ、私は無駄なおしゃべりばかりしていますから・・・・技術がないので、口でカバーです。

ところで、私、最近は忙しさにかまけて、なかなか加圧が出来ていません。それと比例するかのごとく、飛び出してくる下腹部、つらい。

隣には立派なな加圧のセットがあるというのに、このていたらく。

もう少し涼しくなったら一所懸命にやることにします。

加圧でお肌しっとり

我が母親は、週に一回必ず加圧トレーニングをしに来院しています。

下肢ばかりの加圧ですが、はじめは、足が細くて腕用ベルトを脚に巻いていましたが、最近やっと脚用ベルトを巻くことが出来るようになり喜んでおります。

来院したのは、狭いクリニック内ですから、すぐに分かります。待合いがうるさくなるんです(T_T)。

今日も、

(あぁ来たな)

とすぐ分かりました。

と、なにやら待合いで話し込んでいる様子。どれどれと見に行くと

見に行くと、原田ナースのおnewのスーパーシューズを履いています。

「あぁこれは違う、土踏まずのところがしっかり支えられて、ぴたっと吸い付くみたい」

一足履いただけで、そのシューズのすごさは分かったようです。

「だからあのとき作りに来なさいって言ったでしょ」

「だってあの日は、鯉の洗いを食べに行かないといけなかったから・・・」

そんなものを食べてる場合じゃありません。

「あら〜この靴、とっても歩きやすくていいわ〜」

人の靴なのに、この気持ちよさ。

足は、こんなに繊細な感覚を持っているのに、それをお粗末に扱っているんですね。普段、私たちは。反省・・・・

それをいかに楽に解放させるかと言うことは、日常生活の根幹にかかっていると思います。

「これは、いつも履きたくなる靴ね」

そう言われて、原田ナースもうれしそう。

私はと言えば、ドイツのコンフォート靴とスニーカーを交互に履いていましたが(長持ちさせるために)、いつの間にかコンフォート靴は靴箱の中から出てこなくなりました。

私も、ドイツ靴を卒業できたと言うことでしょうか

百聞は一見にしかず

一見しただけでは、全く違いが分からない靴

百見は一履にしかず

視覚から得られる情報より、触覚や嗅覚からの情報の方が、よりわかりやすく、見落としがありません。

みらいクリニックは、患者さん方にこういう感動を味わっていただきたいと思っています。

おっと、ここまで書いて、加圧のことについては触れていませんでした。また、反省。

気をつけないと、人生変わりますよ!

山口病院で、酒を飲みながら院長先生を囲みいろいろと話し込んでおりました。

ひょんな事から、ゆびのばソックスの話になりました。

「え〜そんなことあるわけないでしょ」

いつもお世話になっている薬局の方が(何も知らずに・・)おっしゃいます。

「それは分かりませんよ〜〜」

「いくら何でも・・・そりゃ先生の言うことだから。でもねえ」

山口病院へ赴任したときもそうでしたが、私のやっていることはなかなか一般に理解されにくいので、困ってしまいます。

「実は、女房が外反母趾で困っているんですけど、良くなりますかね」

「人生を変える覚悟があるなら診て差し上げますよ

「そんな大げさな、人生が変わるなんて・・・

「じゃあ診ません(・∀・)」

「いやいやそんなこと言わずに、でも人生が変わると困るから・・」

「それくらいの覚悟で来てください」

「じゃあ明日の昼に行かせますから、よろしくお願いしますよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日、奥様が来られて、20分ほど診察をしました。

ゆびのばソックスを履いたとたんに、奥様の表情が明るく輝き、

とっても楽です。歩きやすい

一瞬にして変わってしまいます。

「ほらどうですか?外反母趾がどこにありますか?」

「ええ、本当ですね。足指の格好がきれいになりました」

「仕事の時は無理かもしれませんが、家ではなるべくこのようにしてくださいね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その後、薬局に顔を出しました。

「いかがですか??」

「先生、人生が変わりました。あれからずっと履いてるんです。家で履けって言われたけど、もうコレじゃないとダメだって」

とご主人が驚いておられます。

「でしょ??変わったでしょ」

「でも不思議ですねえ」

「こういう治療があることを知ると、人生が変わりますよね。私の行ったこと嘘じゃなかったでしょ(´▽`)」

「いやあ、診てもらって良かったです」

奥様といえば、職場に戻り今までのストッキングをはいていては、仕事にならないと、脱ぎ捨ててゆびのばソックスに替えたそうです。

足がきれいになると、人前に出ていきたくなります。手術をする前に、いろんな治療法がありますよ!! (みらいクリニックへ来れば・・・)

ずいぶんお肉がついてきたよ

「先生、ずいぶんお肉がついてきたよ

ちょっと咳き込みながらTさんが教えてくれました。

「どれどれ、ぎゅっと力を入れてみてください。あ〜ホントだ。良かったですね」

「良かった〜〜。歩いてもあまり疲れないもん」

Tさんは、胸部の悪性腫瘍で治療中です。当院の寝ているだけで免疫力アップ、筋力アップのスペシャルコースを開院している間は、毎日行っています。

4,5月は咳込みがひどく、体力もとても低下して、大変でしたが、巨大バイオシートに包まれて、星状神経節照射、プラセンタ注射の上に、さらに加圧マスターミニを用いて加圧・除圧の繰り返しです。

これで免疫力が上がらなければおかしいと言うくらいですが、歩くのもやっとと言うくらいの体力だったので、寝た状態でしか加圧が出来ませんでした。

少しずつ少しずつ、咳が治まってきて、食べられるようになって、体力がついてきました。

そしてついに!!ダイエットエンドに乗れるくらいにまでなりました

早く乗ってみたいとおっしゃっておられましたから、感慨深いですね。

当院では、加圧トレーニングをがん治療のサポートして積極的に取り入れています。注意深く検査値などを追跡しながら行う必要がありますが、やっていただいている患者さん方からは大きな満足をいただいております。

ただ、やはり体力が弱っている状態、あるいは全身状態があまり良くない場合は、ちょっとしたことでやり過ぎになってしまう可能性がありますから、しっかりサポートできる体制を整えた方が良いですね。

Tさんは、ご自宅でも一所懸命に自ら治療を行っておられます。その甲斐あって、胸水がたまっており、ドレナージして抜きましょうと入院した日に、胸水が少なくなっており、そのまま何もせずにただ宿泊だけ、なんてこともありました。

検査結果の値もどんどん改善しており、とてもうれしい限りです。

まだまだ治癒へはたどり着いていませんよ、と叱咤激励されながら、治療に通っていただいております。

3回で左右の筋肉が違ってしまった

Hさんは、がん闘病中です。見た目とは違って(!失礼)物腰のとっても柔らかい男性です。

Hさんは、病気のせいもあり体の半身がなかなか言うことを聞きませんでした。そのせいもあり、左右で筋力が違ってしまって、歩くときにふらつくのが困りものでした。

当初、治療は自律神経免疫治療(つむじ治療)とレーザー照射、バイオシートだけでしたが、筋力向上も考え、加圧トレーニングを取り入れていきました。

加圧トレーニングは通常、両脚、あるいは両腕の付け根に加圧ベルトを巻くのですが、今回は、体の半身の腕・脚にベルトを装着し、トレーニングをしました。

3回目を終えたときにお伺いしました。

「歩くのとかいかがです?」

「随分歩きやすくなりましたよ。でも困ったことが・・・」

「えっ何ですか?」

「筋肉がどんどんついてきて、またアンバランスになりそうなんですよ」

衰えていた方の筋肉が加圧トレーニングによって筋力増強して、良かった側と変わらないくらいになっていました。

「変なところに筋肉がつくんですね」

「そうですね。加圧は、全体の筋肉に作用していきますから、こんなところに筋肉があったの?と思うところも発達していきますよね。おもしろいです」

「そうですね。ふくらはぎが割れてきたんです」

と、筋力増強した脚を見せて下さいました。

体が一旦弱ってしまうと、リハビリが大変ですから、ますます弱っていきがちですが、加圧トレーニングだと軽い負荷でも筋肉が発達していきますから、病中・病後の方でも十分にその効果を実感できます。

Hさんも血色が良くなり、奥様からも「随分と元気になってきました」とのお言葉をいただきました。

ただ加圧トレーニングとがん治療を組み合わせる場合はいくつか注意することがありますから、医療施設で行った方が良いと思います。

 

匂いが消えた!

今まで積極的におはなししてこなかった内容です。もうそろそろ書いても良いかなと思い書くことにしました。

私が、なぜ”あいうべ体操”を考えるに至ったかというと、”匂い”のせいなのです。

当時、漢方治療を専門にして、連日リウマチ・膠原病疾患の方の治療に当たっておりました。

いつもとても気になることがありました。それは”匂い”です。

関節リウマチの方は、独特の匂いがするのです。それが炎症がひどくなると、匂いもひどくなるのです。私は、人より嗅覚が優れているのか、診察室の中にいても、症状のひどい方が待合室に入ってくるだけで

(あっあの方が来られた)

と分かるくらいなのです。

しかし、同僚や先輩にこんな話をしても、通じるわけもなく、

(こんなに匂いがするのに、誰も気がつかないのだろうか?)

と、とても不思議でした。いろいろな方に聞いてみても、明確な答えは得られずに、疑問だけが残っていました。

匂いはあまり重要視されていませんでした。

これが”あいうべ体操”につながるとは、思ってもみなかったのです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

で、匂いに敏感な私ですが、関節リウマチのみならず、他の疾患でも特有の匂いがあることに気がつきました。”がん”にはがんの匂いがあり、膠原病でも、関節リウマチとSLE(全身性ループスエリテマトーデス)の匂いは違っていることが分かりました。

でも誰もそんなこと言っていませんから、私だけの問題なのだろうとあまり公表することはありませんでした。

ふっと漂ってくる匂いに

(この人は、この病気だ)

と感じることもありましたが、直感を説明するのもはばかられるので患者さんに告げることはありません。

”あいうべ体操”を患者さん方に指導するようになってからも、匂いについて言及することはありませんでした。

だって、私だけが感じていることだとしたら、それを表現する方法が無かったからです。

悶々としておりましたが、この本によって救われました。

 

ああ、やっぱり匂いで病気が分かることあるんだと、どれほど救われたことでしょうか。自分が感じていた匂いが、(犬のように識別は出来なくとも)病気によって特有のものだったんだと分かりました。

ただ、それ以降も匂いのことを患者さんに告げることはありませんでした。

そう・・・伝えたのは、彼女がはじめてでした。

彼女は、体の調子が悪いと言って来院しました。

続く・・・・

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