あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰

薬を使わない治療を目指す福岡博多の内科クリニックです。息育 足育二つのソクイク。あいうべ体操(口呼吸改善)、ゆびのば体操(足指体操)。

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2008年01月

治りたいのなら・・・

病気になったことは不幸だけど、そこにきっと学ぶべき内容があるはず

病気になった直前は、焦ったり落ち込んだりしても、現実を受け止めることが出来るようになると、そう思う考えることが必要です。

病気になったとたんに、その病気のことについて詳細に勉強をし出す人がいます。そして、さらに深く知るにつれ・・・・「やっぱり勉強しなきゃ良かった」

と落ち込んでしまいます。

難病であればあるほど、治療法がない現実を知って、夢や希望が徐々に小さくなっていき、肩を落として生活するようになります。

病気を治したいのなら、あまり病気のことを勉強しないこと、同じ病気の人たちと交わらないこと、これも大事です。

治った人というのは、当然医療機関を受診しなくなりますし、病気の人たちの集まりには出てこなくなります。

治したいのなら、治った人を注意深く観察すること。

治った人というのは、病院にはいません。普通に生活しています。病院に足繁く通うと言うことは、ある意味”治らない”ということを毎回自分に言い聞かせているようなものです。

もちろん本当に治らない病気というのもあるでしょう。

でも・・・・魔法があるとすれば、もしかしたら・・・・(私が知っているわけではありませんが)

治るかも知れない。

そうやって考えることは、悪いことではありません。

治った人を目標にすること、治った人を探すこと。

治りたいのか、そうでないのかをはっきりさせること。

治りたいと強く思うのであれば、「難病だから」、「良くなった人を知らないから」なんて言葉を自分にかけないこと。

治る道を探すことに必死になればいいのであって、病気のことを詳しく知る必要はありません。

治癒への近道です。

片足立ちが出来ます

ゆびのばソックスを履いてWiiFitをやるととても安定するという方がおられるお話しをしました。

靴下の効果は片足立ちをするとよく分かります。最近では、片足立ちが短時間しかできない子供が増えてきて、バランス感覚の衰え、体力低下が言われています。

「先生、靴下を履き始めて片足立ちが出来るようになったんですよ」

こういわれました。

Gさんは、AKA−博田法で痛みの治療のために来院されていますが、同時にゆびのばソックスで足下強化につとめています。

AKA−博田法でも治らない頑固な痛みって結構あるのですが(あるいは痛みを繰り返す状態)、これにゆびのばソックスを加えると、痛みが軽くなったり、効果が持続したりすることが多くなります。

ゆびのばソックスとAKA−博田法、ゆびのばソックスと加圧トレーニング、みらいクリニックではこの組み合わせがデフォルト(標準)です。


これ以外はありえない!!


ってくらいですね。

そうやっていくと、体がきちんと変わっていきます。

片足立ちなんて普通はしませんから、ふとした拍子に変化に気づくことになります。バランスが良くなり、筋肉の付き方が変わってきた証拠です。

また体の重心が前方へ移動してきているので、姿勢も良くなります。

ぜひ試してみてください。

もう靴を棄てようと思います

「この前久しぶりに靴を履いたら怖くなっちゃって」

Aさんは、昨年の11月にみらいクリニックで靴を新調していただきました。それまではご多分に漏れずドイツ靴を履いておられて、いろいろなメーカーのものを数足持っていたそうです。

この気持ち私にもよく分かります。

久しぶりに履くと小指が詰まる感じがして、程なく脱いでしまうのです。Aさんも同じような感想を持たれたそうで、

「1時間ほど履いていたら、その後から足が痛くなって怖くて脱いだ」

との事でした。

後日Aさんが「もう履かないから」と持ってきて下さいました。私たちの勉強用に捨てるならくださいと申し上げていたのです。

「まだありますから、また持ってきます」

Aさんが持ってこられた靴は、○○でした。私も持っていますが、なるほど仰る意味は分かります。それしか知らないときは良くても、さらに良いものを知ってしまうと・・・もう戻れないのです。

「ちょっとどうかなと思ったけど、どこへでもこれを履いていきますよ」

とすこしフォーマルな場所でも、特製スニーカーで行くようになったと仰っていました。

すでに50名を超える方々に靴を提供してきましたが、ほとんどの方に満足いただいております。やはり難点は、”これ以外に履けなくなってしまう”ことです。
ゆびのばソックスと組み合わせると最強タッグです。

来週発売のマキノ出版「安心」3月号にはゆびのばソックスのビックリするような写真が掲載されます。ぜひご覧下さい。

加圧で血糖降下薬ゼロに

Hさんは、昨年の10月から週に一回のペースで加圧トレーニングを始めています。

Hさんが加圧を始めようと思ったきっかけは、病気がちだったお友達が短期間に元気になったので、それじゃあ私もということでした。

そのときに、2種類の経口血糖降下薬を服用していました。

「一所懸命に加圧に取り組んでいただくと、薬は減っていきますよ」

と最初にお話ししたとおりに、平均の血糖値の示す指標になるA1cが低下していきました。

「順調に下がっていますから、薬を半分にしてみましょう」

半分量にしてもA1cは基準値内を維持しています。

「調子はいかがですか?」

「先生、もう去年の末から薬を全部止めたんですよ」

調子も良くなってきたので、思い切って止めてしまったとのこと。

今月のA1cも良好です。ただしA1cは2ヶ月程度の平均の値ですから、これから注意深く経過を追っていく必要がありますが、ひとまず薬を全廃できました。

その他の検査でもわずかながら改善が見られており、とても励みになります。

加圧トレーニングによってすこしでも服薬量を減らし、自分の体が中から変わっていくことが出来たらこんなにすばらしいことはありません。

バックアップ用にHDDを購入

HDDカメラを購入してから、いろいろなものを録り溜めするようになりました。

講演会や研修会はもちろんのこと、院内行事でもちょっとしたことでビデオ録画が出来ます。何十時間もテープを入れ替えすることなく録画できますし、PCにバックアップしたり、DVDを作成したりも簡単ですから(時間はかかりますが)どんどん録画しちゃいます。

そうすると、バックアップするHDDの容量がすぐに少なくなってきてしました。ある時、容量不足でバックアップが出来ないというメッセージが出て困ってしまいました。

ということで、外付けのHDDを増設です。いまはHDDも随分安くなっているのですね。500GBで15000円しないのですから。購入しない手はありません。

HDDカメラの容量が40GBですから、軽く10倍です。40GBで15時間程度撮れますから、150時間分のビデオ撮影が出来ることになります。

DVDを作成してしまえば、バックアップデータを消去していけばいいですから、もっともっと撮れます。

こうやってどんどんファイルが肥大していくんですね。DVDにしたとしてもメディアとしての耐久性は未知数ですから、何年も保存するためにはどの方法がいいのだろう??

この瞬間がサイコー

皮膚病でお悩みの女子高生。

いろいろ治療をしたけれども全然良くならないのでわざわざみらいクリニックへと受診してくれました。

ステロイド剤を塗っているけれど、一時の改善だけですぐに悪くなってしまうという状態を繰り返しています。全身に赤い湿疹が広がっています。特に腹部がひどい。

”あいうべ”体操の指導とすこしの投薬で治療を開始しました。隣でお話を聞いていたお母さんはとてもいぶかしげ。

2週間後にはずいぶんと湿疹の色が薄くなりました。

2ヶ月後には全く気にならない状態になりいったん治療を中断しました。

これだけでもうれしいですね。”あいうべ”体操できちんとした鼻呼吸が出来るようになるとお肌が良くなる。

どうしてこういった簡単で大事なことを学校で教えてくれないのだろう。不思議だ。風邪予防にマスクなんかするよりずっと大事なのに。

さて、この子が久しぶりに受診しました。鼻水が出るようになってきたとのこと。症状が良くなると気持ちのたががゆるんで、口元もゆるみがちになりますから良くあることです。

お肌を見せてもらうと、ますますきれいになっていました。初診時の写真と比較すると全く別人、最終治療から3ヶ月経っていますから、その間は薬もフリーの状態でした。

この瞬間が好きなんですよね。

「地球に生まれて良かった〜〜〜」


「人間の治療してて良かった〜〜」



と大声で叫びたいくらいです。隣で見ていた田中ナースも症状の変化にビックリ仰天(古いですがこの表現がぴったり)。まわりのスタッフにはもう当たり前の光景になっているのですが・・・

これから花粉症のシーズンになり、花粉の飛散状況やはやめの服薬をなんて呼びかけがされることと思いますが、そういう情報にさらされることによって体が悪くなってしまいます。

”あいうべ”体操で花粉症なんか撃退、としっかりと口角を引き締めていきましょう。

ちょっと複雑・・・

新年会に誘われて、いそいそとお出かけしました。

大先輩方(といっても医療関係者ではない)に囲まれての新年会にうきうきしながら博多から会場の薬院駅までどうやっていこうかと思案。

クリニックからだと2km程度、博多駅前から100円バスが出ているのでそれに乗るのが一番安上がり。

その日は時間がおしていたのと、どのバスが行くのかなと見つけるのが面倒くさかったので、バス停前に止まっていたタクシーに飛び乗りました。

各地でタクシーの値上げが起こっていますが、福岡でも値上げが昨年の12月にありました。距離毎の金額は、80円だったのが50円になったので安くなった感じがしますが、その距離が随分短くなったのでメーターがどんどん上がります。

心理的にはあまり良くないですね。

薬院駅までは1000円程度ですから、バスと比較すると1/10のコストパフォーマンスになります。

乗ったところの運転手さんが気のいい方で、おしゃべりをしながらゆったりと進んでいきます。私は早く行きたいのですが・・・

それ程混んでもいなかったのですが、タクシーはゆったりと進んでいきます。

そのうち、後から来たバスに抜かれてしまいました。これには唖然。

もう少しで薬院駅というところで、

「運転手さん、後から来たバスにも抜かれましたよ。バスよりはちょっとは早く着いてもらわないとタクシーに乗った意味がありません」

とすこし強い口調で告げました。

駅についてお金を払っている横をバスに抜かれました・・・orz

なんのためにタクシーに乗ったのだか・・・

会場について、早速、お土産をタクシーの中に忘れてしまったことに気づきました。気が立っているときは十分注意しないといけないですね。

よい勉強になりました。

新年会は、とても楽しく過ごし、人生の先輩方に叱咤激励されながら

「まだクリニックを閉めたらいかんよ」

と言う言葉で締められました。

・・・orz

長く歩けるようになりました

「初詣に行ったんですが、3kmの道のりを歩いていけました。小走りも出来るようになりましたよ」


靴下外来に通っていただいているSさんがクリニックに入ってこられるなりこう仰っいました。

AKA博田法はもちろんのこと、さらに靴下を替え、さらにさらに靴を変えるととたんに体は変わります。

Sさんもひどい外反母趾で足の痛みがあり、長距離を歩くのが困難でしたが昨年、靴もみらいクリニックで新調し、とても調子が良くなりました。

もとはドイツの○○シューズを履いておられましたが、むしろ外反母趾はひどくなってしまい、でも他の靴が痛くて履けないというジレンマに陥っていました。

○○シューズは、足の自然な形を妨げないと有名な靴ですが、いろいろと不満な点もあります。

それをしっかりとしたスニーカーに変え、インソールをナチュラルポジションで作成すると見違えるように姿勢が良くなり、どこまででも歩きたくなります。

「先生、ここから天神まで歩いていって大丈夫かな?」

診察を終えて帰る際に聞かれました。クリニッククから天神地区までは2kmほどあります。

「治療直後だから、半分くらいの距離にしておいてくださいね」

どこまででも歩ける靴、何だか履きたくなる足を目指しています。

内科なのに・・・・でも人間の体ですから、トータルで見ていきたいですよね。

Sさんの足も経過良好です。

あけましておめでとうございます。

昼休みに、嫁から電話がありました。かなり急いでいる様子。

「何?」

「今大丈夫?早急に伝えたいことがあって」

「何?」

「いま幼稚園から帰ってきたの、H(娘)が先生に

『あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。』

って挨拶できたんだって」

「ほう、そりゃスゴイね」

「で、その後なんて言ったと思う?」

「お年玉下さい?」

「そうそう、『お年玉もらえなかった』って帰ってきた」

昨年までと違って、大人の前でかしこまって新年の挨拶をするとどうやらお年玉がもらえるらしいと、浅い理解をしたようで、幼稚園の先生からお年玉がもらえるはずとの行動だったようです。

幼稚園の先生にしてみれば、そんな誤解をしている園児は毎年のことでしょうから、恒例の風景なんでしょうが、我が家にとっては長男はしなかったので初めての出来事。

企みがうまくいかなかった娘は、電話の後ろで

「言わないでっていったのに〜〜」

と怒っています。

お金の大小はそれほど理解していないようですが、「じっじからもらったお金には、きらきらシールがついていた」(高額紙幣のこと)とその場ですぐに自らお礼の電話をかけたくらいですから、ちゃっかりしています。

そうすると、来年は幼稚園の先生へのご挨拶はなくなってしまうかな??ほんと現金なやつ。

CRPが下がってきました

「かかりつけの先生が不思議だなって言うんですよね。なんでCRPが下がってきたのだろうって。特別なことをしたわけじゃないのに」

CRPというのは、体の中の炎症を表す血液検査値の一つで、C反応性蛋白といいます。といわれても、なんだか分かりません。

とにかく、上がると余り良くない、下がるとOKです。

関節リウマチの炎症程度にも見られる他、風邪などでも上昇します。

それが低下してきた(関節の炎症が治まってきた)というのです。


当たり前です!!


「あいうべ」をしているのですから。下がらない方がむしろおかしい。

1+1=2と同じように、「あいうべ」を一所懸命するとCRPが下がるこれは方程式のようなものです。

不思議でも何でもありません。当たり前なのです。


「リウマチって結構治るんですね」


事務の本田がふと漏らしました。通院しておられる方をつぶさに観察しているからこそ実感出来たのでしょう。

それなりの方法をとりさえすれば、それほど怖い病気ではないのです。それをどんどん投薬量が増えていくために、副作用におびえ、薬同士の相互作用におびえ、いつの間にかがんじがらめになってしまっているのです。

その負の連鎖を断ち切るのは、勇気と知識が必要です。そして、先導も。

「痛いから痛み止めが離せない」

といっていた方が

「最近は、痛み止めを飲まなくなったんですよ」

と変わる瞬間こそが私の生きがいです。
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