あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰

薬を使わない治療を目指す福岡博多の内科クリニックです。息育 足育二つのソクイク。あいうべ体操(口呼吸改善)、ゆびのば体操(足指体操)。

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2008年02月

また杖が一本無くなりました。

ここ数年いくら足が冷えようとも、靴下を履くとなんだかつるつる滑る気がするので、怖くて裸足で過ごしておられたHさん。


先にお友達が受診され、「どうしても受診した方がいい」と誘われ(ありがとうございます)、はるばる福岡までやってこられました。

「ちょっと歩いてみて下さい」

外来では、歩いたり、座ったりいろいろな動作をしてもらいます。みらいクリニックには、レントゲンなどという高級医療装置は存在しませんから生身の感覚が頼りです。

失礼ながらお年の割にはしっかりとした歩き方をされています。

「なかなか立派な歩き方ですね。ビックリしました」

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あいうべの輪が広がって

”あいうべ”本にもご協力いただいた広島市の中崎先生からおもしろいメールをいただきました。

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えっ靴の見本じゃないんですか?

クリニックの運動室内には壁の棚があっていくつかの靴を飾ってあります。

「これが靴の見本なんですか?」

みらいクリニックで靴をお渡ししていることをご存じの方からそう聞かれました。

「いやいやこれはそれほどでもない靴の見本なんですよ」

「???」

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だから言ってるじゃないの!

”あいうべ”本には、アロマナース原田の知識も借りました。

嗅覚の伝導路や香りの効能などについてです。

当然、原田ナースもしっかりとあいうべをしています。

原田ナースがお母さんに本を見せたそうです。

(原田ナース母は、加圧も、靴下も、靴も、みらいクリニックの医療は知っておられるんですよ。もちろんあいうべも)。

そして

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福岡でもタクシーが禁煙に

ようやっと福岡でも3月1日からタクシーが禁煙になるらしい。

タクシーに乗り込んだときに、誰がすったのか分からない(客かドライバーか)残り香を嗅がされるのはたまらない。車内の空気清浄機も全く役に立っている気配はありません。

ドライバーはタクシー内では吸ってはいけないという会社もあるようですが、個人タクシーやそれ程規律の厳しくない会社は無法地帯でしょう。

まあ、全面禁煙と言っても、法的な拘束力はないので、客が吸いたいと言えば吸うことも可能みたいです。なんだそりゃ。

「ストレスが多くてなかなかたばこが止められないんですよ」

と言う人も多いですね。

「そりゃあんた何かい、たばこ吸い以外はストレスがないとでもいうのかい」

と突っ込みを入れたくなります。
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痛みが消えたKさん

Kさんは体中の痛みで、あちこちの医療機関を受診したけれど全く効果なく、絶望の淵に立たされているところでした。

そんなときに、とても元気になった知人にどうしたのかと尋ねたところ

「みらいクリニックに行ってきた」

との答えが返ってきたので、(それならば私も)と受診されました。

治療の甲斐あって、痛みは大部分が消失して(おそらく繊維筋痛症とおもわれました)、今の症状は不眠を残すのみとなりました。

加圧トレーニングも一所懸命されています。もちろん”あいうべ”も。
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AKA−博田法と靴下外来

靴下外来をご希望の方は、予約表に(靴下)と書いてあります。

Sさんは、左の膝の痛みとO脚の治療に来られました。

「どうして靴下外来を選択されたのですか?」

と聞くと

「受付の方が、その症状なら靴下外来の方がいいと思いますと、勧めて下さったんです」

AKA−博田法を行うと、

「あっ曲がっていた膝が伸びてつく(ベッドにひざ裏が)ようになりました」

とビックリされています。

「そうですね。膝を触らなくても、仙腸関節の手技だけでこれだけの効果が得られます。歩いてみて下さい」

「あっ痛くない」

聞けば、Sさん。病院を受診する度に「いつ手術をしますか?」と聞かれるのが苦痛だったとのこと。「今年の夏にはしなきゃダメでしょうね」と言われ落ち込んでいました。

「いやあ、することないですよ。たった数分でこれだけ変わるなんておもしろいでしょ」

「ねぇビックリしました」

「いえ、さらにビックリするのはこれからです」

と足の診断をしました。

「じゃあ。これを履いて下さい。あなたにぴったりの靴下です」

「私、外反母趾もあるんです」

「えぇそうですね。心配いりません。外反母趾も改善していきますよ」

「本当ですか??」

「今すぐというわけにはいきませんがね。早速履いてみて下さい」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「さて、どうですか、歩いてみて下さい」

「いやぁ、もっと力強く歩けます。全く痛くない」

「もっとビックリしたでしょ」

「先ほど入室してきたときと全然違っちゃったでしょ」

「まぁなんてことでしょ」

「手術は必要ないと思いますよ。そして、今は正坐が出来なくても、数ヶ月で出来るようになりますよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

靴下で人生が変わる、といえばたいていの人は笑ってくれますが、手術を回避できたとすれば、人生変わります。いつものようにSさんにも投薬はしません。痛み止めの定期内服と座薬を使っていましたが、これらの薬もどんどん減っていくでしょう。

AKA−博田法とゆびのばソックスを組み合わせるとまさに医者いらず(?)になります。

あっ、そのあとどんな仕事していこう・・・

受け入れ”拒否”なんてしてないと思うよ

救急車の受け入れをたくさんの病院に断られた方々が、不幸にもお亡くなりになるケースが相次いでいます。

その際に、ニュースの見出しには

「受け入れ拒否」

と書かれます。見るからに、病院側が患者さんを選別して、けんもほろろに断ったという印象を与えます。その中には、そういう病院もあったのでしょうが、重病者が運び込まれたばかり、急変患者の対応中、外来診療の手詰まりなど、様々な理由があることでしょう。

受け入れたはいいものの、治療が後回しになっては、何かと問題がある。じゃあ、今目の前で苦しんでいる人には待ってもらうのか。

いろいろな事情はあると思いますが、”拒否”という表現は止めて欲しい。

総菜のコロッケのように、無くなれば「また揚げますよ」なんて出来ないんですから。

満床であってもとりあえず受け入れるべきだなんて人もいますが、ベッドの管理が厳しく、満床を超えると保健所からの指導も入ります。そうなると、ペナルティが科されます。

人のためと思ってやったことがかえってアダになるのです。

これからは”拒否”ではなく、”不能”とかにしてもらえないのだろうか。

なんだか医療者(なかでも医師)を悪者にしたい勢力が考え出しているような文面ですから。

加圧トレーニング学会参加しました

クリニックを休診にして加圧トレーニング学会参加してきました。

おかかりの方々にはご迷惑をおかけしました。


加圧のグローバル化はとどまることを知らず、市井の一開業医が発表できることもそうそう滅多になくなる気がしています。

しかし、会員は増えたのに、会場の大きさは去年より狭い(?)。

ぎゅうぎゅう詰めでした。来年からは、すこし予算がかかってもいいので、大きい会場でしていただきたい。

またそろそろスポーツ系と医療系は分けた方がいい時期ではないかなと思いました。

スポーツや格闘技のことはまったくわかりませんので、お話を聞いていても理解することができません。普段トレーニングを行っている対象が違いすぎますからね。

跳んだりはねたり、キックしたりできる人とちょっと動くだけでぜいぜいハァハァなる人とは自然とみる観点が変わってくるので仕方ないですね。

二日目にはゴルフの杉原輝男プロのお話がありました。きちんと司会進行をしていこうとする佐藤会長と、ちょっと茶化し気味の杉原プロの掛け合いがサイコーでした。

「ゴルフの飛距離と前立腺がんに対していい情報があれば・・・」

と壇上でおっしゃっていたので、

「みらいクリニックには答えを用意しております」

と手を挙げようかなと思いましたが、会場の方々の理解を超えてしまうと思い(笑)踏みとどまりました。

立っておられる姿勢からあれとあれをすればいいのは一目瞭然。う〜〜〜ん、また次の機会に。

これからも加圧トレーニングの普及発展のために努力していきます!!(唐突な終わり方ですが・・・)

この時期によく言われます。

この時期になるとよく言われる言葉があります。

「あいうべってやっぱり効くんですね」

「・・・・当然です」

「この時期は、いつも鼻水をジュルジュル言わせてたけど、今年はまだ大丈夫みたい」

「そりゃそうです。あいうべをまじめにやっておられるなら」

私にとっては当たり前の事なのですが、実際にご自分の身に起こってみると、不思議なんでしょうね。何人もの方から似たような感想を言われます。

「最近また鼻水が出るようになりました」

「あいうべやってないでしょ〜〜。顔に書いてあります」

「その通り・・・」

そして、2週後

「鼻水が止まりました」

「ほらあ、言ったとおりでしょ。MOTTAINAIですよ。それくらいで薬を飲むなんて、あいうべで十分対処できるのですから」

「・・・」

「ご自分の体を正しく使うと病気は自然と良くなっていきますよ〜〜」

私にとってはもう恒例となりましたこの会話。当事者の患者さんにとってははじめてですから、その喜びようと言ったら大きいのです。

最近は、症状が出る2週間くらい前からアレルギーの薬を飲みましょうね、なんて宣伝がされますから(私も昔だまされていた・・・)、患者さん方も

「まだ飲まなくていいですかねえ」

なんて心配されますが、症状が起こってからでもしっかりとあいうべすると良くなる方が多いのです。

「それでも治まらないときはどうすればいいですか?」

「あいうべの回数を倍にしてください」

「・・・・・」

薬を飲むのは最後の手段、いつでも飲めます。しかし、自分の体を自分で変えていく方法は、その気になったときにしかできません。そのチャンスを逃しては、結局薬とお別れできません。

鼻水、クシャミ、目のかゆみ、症状が出てからでも構いません。しっかりとあいうべしてください。

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