あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰

薬を使わない治療を目指す福岡博多の内科クリニックです。息育 足育二つのソクイク。あいうべ体操(口呼吸改善)、ゆびのば体操(足指体操)。

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2011年12月

多発性筋炎と加圧トレーニング

先だっての加圧トレーニング学会で、多発性筋炎の症例を3例発表いたしました。

CK
加圧トレーニングは、多発性筋炎のリハビリにおいて、今回報告した方々については、かなり有効で、皆さんADL(活動性)が向上しました。

発表に際して、承諾をくださった患者さん方に心から御礼申し上げます。
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千寿温泉で鼻うがい

ここをご覧いただきたい。

以前、SOTOKOTOという雑誌の取材で知ったのですが、温泉で鼻うがいをするという話。上咽頭擦過治療(Bスポット)とつながりますね。続きを読む

調子がよい人は点鼻をしなくて良いですか?

と聞かれます。

上咽頭は、呼吸をすることによって様々異物の防御壁となると同時に、感染を引き起こしてしまうことがあります。

鼻は、片方ずつ休んで働くので正常作用がありますが、一緒になった後鼻孔では、片方ずつ休むことができません。だから汚れます。続きを読む

長湯温泉 翡翠の庄から熊本市へ

先週末は、「命の入り口」メンバーと大分県は長湯温泉 翡翠の庄へ行ってきました。千寿温泉で、炭酸温泉水の鼻うがいをされるおじいさんに会いに行くという目的で。

終末から急に冷え込んできましたから、急遽、ドラッグ薬剤師の馬場先生の車で行くことに。何が起こるか分かりませんから、スタッドレスじゃないと怖い。続きを読む

石塚左玄と上咽頭炎

石塚左玄を、食養生に関心のある人であれば知っているでしょう

彼は、小さい頃からの皮膚病と腎炎を患っており、59才の若さでこの世を去ったのは、腎炎による尿毒症と言われています。

石塚食療所には、大勢の患者さんが押し寄せて、100人で札止がでていたそうですから、往時の人気が分かります。

「正しい食事によって病気は治る」

と打ち出し、化学的(科学にあらず)学説は多くの耳目を集めました。



歯の形の違いによって、穀類、肉類、野菜類を食べる比率を考え出したのは彼だそうです。

自分自身の体調不良、病気のために、色々苦心して、治療法を編み出したという人は少なくありませんし、医療業界に身を置く人の中にも、自分が病気持ちだったからという人も多いですね。

おそらく石塚もそうだったのでしょう。

皮膚病と腎炎が持病であったことから、石塚は口呼吸であったことが推察されます。

もし、たとえばこれがIgA腎症だったりしたら、現代であれば、扁摘パルスで救えたのかもしれない、と考えることもできますね。もちろん、歴史に、”たられば”はありませんが。

「江戸患い」といわれた脚気が、 鈴木梅太郎のオリザニン(ビタミンB1)発見により、米ぬかの素晴らしい栄養成分に目が向き、食事を変えて、その当時感染症だと信じられていた脚気が改善しました。そして、食養生が瞬く間に市民権を得ることができました。

食事はとても大切、そして、息はもっと大切。

石塚が食養生、そして「息育」に目を向けていたら、命を支える二つの重大事に対して、もっと多くの注目が集まっていたでしょう。

石塚は、口呼吸があり、そして上咽頭炎も患っていた。そう考えると、皮膚病と腎炎という持病を繋ぐことができます。それらを治療するには、やはり呼吸のことも考えなければなりません。

食事を正すことによって病気は治る、といっていた石塚でさえも自分の病気は治せなかったのですか。あるいは、それがあったから59まで齢を数えられたと言うべきか。

上咽頭炎に興味のある方は、ぜひ、堀田修先生の講演(福岡市)にご参加ください。
当日は、私も、すこしお話しいたします。
上咽頭炎については、以下の本に詳しく載っています。



口呼吸を強制する水泳が、なぜ喘息患者に勧められるのか

もちろん、みらクリでは、水泳をすることはおすすめしていません。が、小児喘息の改善に、水泳を薦める医療者や、実際に水泳を行って改善した人がいることは事実です。

口呼吸を強制するはずなのに、どうしてなのでしょうね。私も常々思っていました。

このサイトを見てください。
Your Nose Is For Breathing Your Mouth Is For Eating続きを読む

専門家向け広島市、周南市での講演会

2週続けて、中国地方に出かけて参りました。周南市と広島市です。徳山歯科医師会と広島保険医協会からの依頼でした。

講演の対象は、主に歯科医療に従事される方々でしたが、後日感想を送っていただきました。このようなレスポンスは大変うれしいですね。



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潰瘍性大腸炎と上咽頭炎

先日、東洋医学会九州支部会にて「馬油による上咽頭炎治療と炎症性腸疾患」について発表してきました。

馬油は、本草綱目には、「馬膏」としてでており、主に皮膚疾患を治すと書いてあります。続きを読む

私は、ため息撲滅協会会長です。

私は、ため息撲滅協会会長なんです。

会員は私だけ。ため息をすると運が逃げる、命を削るなんて言われますが、ため息をするだけで病気になれます。 

では、なぜため息をしてしまうのでしょう。続きを読む

あいうべ増刷の決定

さっ、今日から12月、師走です。2011年も最後の月になりました。

年初に掲げた目標に対して、どれが達成できて、どれが未達かしっかりと把握して、2012年に向けての良いスタートを切るときでもありますね。

あいうべ本が、増刷になりました。ありがとうございます!!
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