受診していただいた方が、

「いま夜泣きが大変なんです」

と嘆いておられた、乳児がいると夜泣きは避けられない問題ですね。

我が家も長男の時は、2時間おきにおっぱいに起こされる嫁を見て、

「子育ては大変だなぁ」

と実感していました。

ところが、このつらく苦しい時間は、もう永遠にもどってこないのですね。

もう一度小さいときの我が子を抱いてみたいと思っても、絶対に叶わない夢ですね。時間は残酷ですから、一分前にさえもどれません。

宇宙誕生から150億年といわれています。私たちの一生は、ほんのわずかです。その中で苦しんだり、もがいたりしています。

私は、長男の断乳の時の最後の「パイパイ」という言葉を覚えています。あの時には絶対に戻れません。この一瞬がとても貴重だと思います。

あぁあの時こうしておけば、と後悔しないためにも子供に対しては一緒にいる時間を大切にしようと思っています(出来ないことも多いのですが、、、、)

我が家の長男は7歳ながら体重が17kgほどしかありません。普通の幼稚園生よりもやせています。身長も一番前です。

大きくなるのかな??と心配もしたりしますが、小さいと言うことは、まだまだ抱っこできると言うことです。5年後には、成長してもうこんな小さい体は抱っこできません。

そのことを思うと、親のために小さく成長してくれているのかなとも思ったりします。

夜泣きも永遠に続くわけではありません。数年後に「あの頃は大変だったな」と述懐すると同時に、戻りたいなと思っても絶対に戻れないことを実感します。

「いまだけしか味わえない苦労をしっかり味わった方がいいですよ。もう二度と戻ってこない時間ですよ」

とお話すると、少し楽になられたようでした。

時は金成りといいますが、時は全てだと思います。お金どころではありません。

いまの一瞬を大切に!!