行ってきました。プライスコレクション、若沖と江戸絵画、九州国立博物館は我が家からは、車で10分程度と大変近いのですが、土日となると大変な賑わいで、近づく気がしません。

今回は、若沖が絶対に見たかったのとと未来の車展(だったかな?)が最終日ということで行ってきました。

案の定、周辺は車で一杯です。徒歩の人と抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返しながら、たどり着きましたが、駐車場も全く動かず。警備のおじさんからは

「一時間以上も止まったまま」

とのありがたいご忠告があり、すこし離れた駐車場に止め徒歩で行くことにしました。

太宰府天満宮を抜けて(天満宮も私ははじめて)行くのですが、時節柄、参拝の方が大変多かったです。そりゃそうですね。

まぁ道中いろいろあって長いエレベータを通りたどり着きました。

特別展示場内は、思ったほどは人は多くなく(立錐の余地もないかと思っていました)。ある程度余裕を持って鑑賞できました。

しかし、若沖を生で見たのは初めてです。私が敢えて感想を述べても浅薄ですからしませんが。

若沖はもちろんのこと、私は酒井抱一の十二か月花鳥図のカキツバタに心を打たれてしばし見入っておりました。隣に展示してあった、三十六歌仙の屏風も良かった。あぁ一枚で良いから欲しい、欲しい。

嫁からは

「あんな絵が気に入る人がいるとは」

とけんもほろろでしたが。江戸琳派の華やかさがストレートに伝わってくる名画だと思うんですがね。

九州で開催初日にも来られたプライスさんは、特別講演でまた来福されるようです。こういう素晴らしい美術が海外流出というのは、寂しいですが、海外の方に発見されなければ私たちの目に触れることはなかったかも知れませんから。ありがたいことですね。

九州国立博物館のプラスコレクション展は3月11日まで、今度はいつあるか分かりませんよ。狩野派の絵も何点かありましたから、琳派と比較するのもおもしろいですよ。

是非、一度ご覧になってください。

嫁から、あんなひどい感じでは言っていないとクレームがつきました。

「あまり興味がある絵ではなかったので、よく見ずに通り過ぎた。そういわれると、あなたが好きそうな絵だね」

ということの意味を言ったとのこと。

ここに訂正します。