靴下外来をご希望の方は、予約表に(靴下)と書いてあります。

Sさんは、左の膝の痛みとO脚の治療に来られました。

「どうして靴下外来を選択されたのですか?」

と聞くと

「受付の方が、その症状なら靴下外来の方がいいと思いますと、勧めて下さったんです」

AKA−博田法を行うと、

「あっ曲がっていた膝が伸びてつく(ベッドにひざ裏が)ようになりました」

とビックリされています。

「そうですね。膝を触らなくても、仙腸関節の手技だけでこれだけの効果が得られます。歩いてみて下さい」

「あっ痛くない」

聞けば、Sさん。病院を受診する度に「いつ手術をしますか?」と聞かれるのが苦痛だったとのこと。「今年の夏にはしなきゃダメでしょうね」と言われ落ち込んでいました。

「いやあ、することないですよ。たった数分でこれだけ変わるなんておもしろいでしょ」

「ねぇビックリしました」

「いえ、さらにビックリするのはこれからです」

と足の診断をしました。

「じゃあ。これを履いて下さい。あなたにぴったりの靴下です」

「私、外反母趾もあるんです」

「えぇそうですね。心配いりません。外反母趾も改善していきますよ」

「本当ですか??」

「今すぐというわけにはいきませんがね。早速履いてみて下さい」

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「さて、どうですか、歩いてみて下さい」

「いやぁ、もっと力強く歩けます。全く痛くない」

「もっとビックリしたでしょ」

「先ほど入室してきたときと全然違っちゃったでしょ」

「まぁなんてことでしょ」

「手術は必要ないと思いますよ。そして、今は正坐が出来なくても、数ヶ月で出来るようになりますよ」

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靴下で人生が変わる、といえばたいていの人は笑ってくれますが、手術を回避できたとすれば、人生変わります。いつものようにSさんにも投薬はしません。痛み止めの定期内服と座薬を使っていましたが、これらの薬もどんどん減っていくでしょう。

AKA−博田法とゆびのばソックスを組み合わせるとまさに医者いらず(?)になります。

あっ、そのあとどんな仕事していこう・・・