胡座(あぐら)が出来ないという悩みの女性は結構いらっしゃるもんです。

なぜ女性が?と思いますが、ヨガなどをしていると、胡座のポーズの時に難儀な思いをするようです。

「胡座がかけないんですよね」

と加圧トレーニング外来で、加圧をしていたKさん。

時間に余裕があったので、

「じゃあ、やってみてください」

「と、と、、」

「じゃあ、ベッドに横になってください」

「はい」

・・・・・

「さて、どうですか?」

「あれっしやすくなっていますね。不思議?何かしたんですか?」

「今のがAKA−博田法(関節運動学的アプローチ)ですよ。おもしろいでしょ」

「いま、ちょっと触っただけなのに?」


「Kさんの場合は、関節が硬かったので、あれでもずいぶんと力を入れて動かしたんですよ、あれくらいの力で充分動いていますからね」

「もっと触って欲しいような・・・」

「いやいや、これ以上動かすとかえって悪くなるときがありますから、危険です」

AKA−博田法が、あまりにもあっけないので、もっと強くして欲しい、毎日して欲しいとおっしゃる方もいますが、強くしたり、毎日したりすることはありません。

月に1〜2回で十分な効果が出る方がほとんどです。

中には、マッサージと勘違いして、もっと強くなんて要望されることもありますが、私はマッサージ師ではありませんので、ご勘弁。

一緒にトレーニングをしておられた、Kさんの娘さんにもAKA−博田法を行ったところ、

「背中がとたんにラクになった」

とまた大喜び。

いろいろな治療が次から次に出てくるのが、みらいクリニックのおもしろいところです。