以前、ブログに書いたことのある製薬メーカーのMRさん。

久しぶりに来院されました。

私の興味はもっぱら足下に。

「靴下、履いてる?」

「えぇ毎晩履いてますよ。仕事中はさすがに・・・」

とストッキングに包まれた趾が見えます。

(みらいクリニックは、スリッパ禁止ですから、趾がよくわかるのです)

「あれっ外反母趾が良くなってきたじゃない」

「そうなんですよ。中に入っていた小指(内反小指)も戻ってきたんです」

「まじめに履いてるんだねえ」

「えぇ、まじめです。自分でもこんなに変わるとは驚きです」

「だから〜〜〜言ったじゃない!」

この間3週間くらいでしょうか。ストッキングで曲げられて、さらにパンプスで窮屈に押し込められた状態の趾が、まずまず”見られる”状態になっていました。

「冷えなくなったでしょ?」

「ホント、冷えなくなりました。不思議ですね」

「これがあしゆびをのばした効果やね」

女性の場合は、どうしてもストッキングで活動しなければならないことが多いですから、その後に、あしゆびをリセットする時間を作る必要があります。

彼女がしたことと言えば、靴下を”履くだけ”。こんな簡単に、外反母趾が改善してきていいんでしょうか?→いいんです。

難しいことをしたから、難しい病気が良くなると考えていた時代は過ぎ去っていきます。

本質に迫っていくと、その中身は案外単純だったりします(ただ、そこに至る経過は大変でしょうが)。

さて、この若い女の子の足がどのように変化していくかが楽しみです。