「東洋医学での治療を希望してきました」

「東洋医学に興味があって・・・」

と最近、新たに来院してくださった方々から言われることが多くなりました。

みらいクリニックのホームページでは、そんなに漢方治療や東洋医学なんてことを押し出していることはありませんし、普段から患者さん方に、東洋医学的・漢方医学的な考え、治療をしていることもありません。

漢方診療が、医学部での必修科目に取り入れられてから数年たちました。

まあだからといって何が変わったと言うこともないのですが。

先日、東洋医学会の九州支部会抄録集が送付されてきましたが、これといって興味を引く内容もなく、私が勉強を始めた頃と同じような内容の発表が続いていることに、逆の驚きを覚えるほどでした。

人間を見ることに、東洋も西洋もありませんし、双方の立ち位置から人体を診察して治療をおこなうわけですが、やっていることは、「薬を投与する」という同じ作業です。

その薬に違いがあるのだ、との意見もあるでしょうが、でも薬は薬です。

結局は、処方箋を出すわけです。

手段は違っても、作業は同じです。

「今度開業するから、漢方教えてください」

なんて真顔で訪ねてくる人もいます。漢方を診療のツールとして使いこなすことは、とてもいいことだと思いますが、集患のためのツールとして用いようとする人の多いこと。

・あんたそれまで漢方なんて馬鹿にしてたじゃない
・処方なんてしたことないって言ってたでしょ

さも漢方をしてました、漢方やってますなんてあきれてものがいえない(だから内心思って、笑顔で接します)人たちが多いので、ビックリします。

みらいクリニックが目指すのは、東洋でも、西洋でもない医学です。

良いものはどんどん取り入れていった方が、一つの手段に固執するよりは、”治る”ことを一番の目標とするならば、その期間を短縮することが出来ます。

それがメードインジャパン医療、日本人による日本発の医療を興していくこと、これがみらいクリニックの目標です。

それを少しずつ紹介します。