Rさんが高熱が続き、関節痛やレイノー症状、慢性蕁麻疹で来院されたのは昨年の11月。SLE(全身性ループスエリテマトーデス)という膠原病のひとつで治療中でした。
そのときのプレドニン量が30mgで外来で投与するとしては最高量に近い。
どうしても薬を減らしたいと言うことで来院されました。
微熱も続き、関節も腫れて、主治医からは「入院が必要」と言われていたのですが、
入院が必要です
ハイそうですか、では入院します
と言える人ってそうそういませんよね。Rさんも子育ての真っ最中と言うこともあり、すぐに入院というわけにはいきませんでした。
「自分の身体のことだから、いろいろと考えて、勉強して来院しました」
やはり何事も真剣に取り組む人には、神様が良いことを働きかけてくれるのでしょう、みらクリに来院してからは、体調も改善し、関節痛、腫れももちろん軽減、そしてプレドニンも順調に減量することが出来ました。
薬が減ったのに体調が良くなると言うのは、とても喜ばしいことですね。
もちろん、さまざまな血液検査などをしながら十分注意して減量していっていますからご安心を。
現在のプレドニンの投与量が10mg、来院前の1/3にまで減らすことが出来たんです。
もう「入院が必要です」なんて言われなくなりました。子育てにも力が入ります。だって以前ほど、疲れることが無くなりましたから。
ここからさらに減量していくには、すこし時間がかかると思いますが、それでも自分の力で、自分の努力で薬を減らすことが出来たって事実は、自信につながりますよね。すばらしい経験だと思います。
で何をしたかって?それはもちろん秘密です・・・
うそうそ、”あいうべ”を中心とした、ごくごく簡単な治療です。
小さなことでも人間は変わっていくことが出来るんですね。