Rさんがうれしそうに

「O脚が良くなったんですよ。ほら、膝が付くようになってきました」

と見せて下さいました。腰痛でAKA博田法の治療を受けておられます。

「でも・・・」と続けられます。

「誰も信じてくれないんですよね、そんなことあるかい」って

「そりゃそうです。自分で膝をくっつけてるんだろう、とか言われますね」

足の力で一時的に膝を寄せたからといって、それが治ってきていることじゃないことは、自分自身が一番分かります。

それをわざわざ人に言う人って・・・

Rさん、まだ鎮痛剤のお世話にならないとけないのが悔しいところですが、治療を初めて、少しずつ変わってきている、ご自分の身体にとても満足しておられるようです。

仙腸関節の動きも良くなってきましたし、症状が取れるのももう少しだと思われますが、先が見えない、どうなるか分からない不安っていやですね。

RさんのO脚は、今ではまっすぐになって、開いていることはほとんど目立ちません。

こういう方が、徐々に増えていくと、
「あなたの言っていたこと、本当だったのねえ」

と感心されるときが必ず来ると思います。

ところで、このRさん、70代の女性です。10とか20の小娘と違うんですよ(笑

年季が入っております。

でも、こうやって変わっていくんです。人間の身体はスゴイ!


これだから臨床は止められない。