以前名刺交換した歯科のドクターからうれしいメールをいただきました。

このように全身のことを考えながら治療するしか医師が日本全国に広がっていくと、歯科医療はもちろん、医療全体が変わっていきますね。

「大変ご無沙汰しております。
昨年11月に名刺交換をさせていただいた、千葉県浦安市の○○です。

今回先生のご著書「免疫を高めて病気を治す口の体操「あいうべ」」に関するご報告と思い、不躾ながらメールさせていただきました。
名刺交換の際にもお話させていただきましたが、「あいうべ」の体操により鼻づまりが解消された子供が何人もでてきており、正直驚いております。

以前当院では、アレルギーによる鼻炎で慢性的な口呼吸となっている小児の場合、対症療法ではなく原因療法により治療をしてくれる耳鼻咽喉科の受診を勧めておりました。しかし今井先生もご承知の通り、そのようなクリニックは皆無に近く、対症療法の薬しか処方されないのが現実で、行き詰まりを感じており悩んでおりました。しかも服用していても鼻炎が解消されていないケースや、服用を怠ると直ぐに再発してしまう場合など、耳鼻科医に対して疑念すら感じてしまうほどでした。

そのような時に紹介されたのが今井先生のこの著書でした。

最初、ほとんどの家族は説明を聞いても半信半疑です。でも著書である今井先生が歯科医ではなく一般の医師であること、そしてご自身のクリニックでもこの運動を取り上げられていることで何とか信用してもらい、続けてもらうと1ヶ月後の矯正治療の検診時に明らかに鼻づまりの症状に変化が見られています。毎日子供を見ている保護者はあまり気付いていない場合が多いですが、私が指摘することで、そう言えば最近鼻づまりが気にならなくなったとの答えが返って来ます。さらに次の1ヶ月後、あいうべを開始して2ヶ月後には、今までお話しした全てのケースで完全に鼻呼吸ができるようになっています。

おかげさまで、今では鼻づまりで悩んでいるご家族には自信を持って勧めています。本当にありがとうございました。
これから花粉症の季節に突入して行きますが、花粉症にもこの体操は有効でしょうか?」

歯や口腔内のことだけでなく、鼻そしてその先に繋がる身体全体のことを考えながら診察をして下さっている歯科医師は、このようにしっかりと口呼吸の問題を是正しようと、患者さんに伝えて下さっています。

もちろん、あいうべ体操でなくてもいいんです。口呼吸から人間本来の鼻呼吸に変えていくことが大切です。

そのために、舌低位をなおしたり、舌筋を鍛える必要があります。もちろん、審美的・美容的な問題で行う口の体操もありますが、私はやはり病気を治すという観点から、お勧めしたいです。

もちろん、花粉症にも有効です。薬を飲む前に、やってみようあいうべ体操、一日30回。