アトピー性皮膚炎に使用される塗布剤で、プロトピックというものがあります。

十分な説明をしてから、患者さんには投与されることになっていますが、実際は、「ステロイドと違って副作用が少ないいい薬」として処方されることが多いようです。
私は、プロトピックを処方されていた患者さんから、必ず聞き取りをします。

しっかりと説明を受けて処方された人はこれまでほとんどいませんでした。

強力タイプのステロイド塗布剤は顔面に塗ることが出来ないので、同等の作用を持つプロトピックは、発売されたと同時に多く処方されるようになり、最近では顔面の皮膚炎のファーストチョイスか?というくらいに処方されているようです。

ところが、以前から言われていたのですが、この度また

米でアトピー薬使用後にがん 5年間で子ども46人

という記事が出ました。

プロトピック軟膏での、リンパ腫などの発現は全く気にすることがいらないレベルだという論調が多く出回っていましたが、それがすこし改善されるかもしれません。

何しろほとんどの患者さんは、プロトピックは、ステロイドと違って怖い副作用がないいい薬だと思い込んでいるのですから。プロトピックは、エリテマトーデスの皮膚なんかにも効果的なので、「ステロイドと違うから」と行って処方されていることもあります。

皮膚の病気だけど、皮膚に主因がある訳じゃない、塗布剤を塗って改善したとしても、それは一時的なもの。

やはり当たり前だけれど、忘れがちなこの事実を繰り返し腫脹していく必要がありますね。

アトピー性皮膚炎も、病気の入り口は、口と鼻、あいうべ体操で口呼吸を是正することから治療が始まります。

病名は違っても、原因は同じ病気はたくさんあります あいうべ〜