寒気がひどい 背中が冷えるという症状で、来院されたKさん。

その他にも、左足全体が冷える 雨の日はだるい等の症状があり。

糖尿病、気管支喘息でも治療中で、インスリン注射も含めると9種の薬剤を使用している。

仕事は接客業で、たちっぱなしのことが多く、膝も痛い。

でも、まだまだ仕事はしないといけない。月々の薬代も負担が大きい。

こんな時どうするか。

もちろん、あいうべ体操だ。

今すぐ、その場から始められる。

季節が良かったこともあり、一月後喘息の吸入薬、去痰剤、気管支拡張剤を止めることが出来た。

ひどかった口臭も減少した。

あいうべ体操を一所懸命取り組んだ。

呼吸苦が減り、自然と

「薬を止めてみようかな」

と思えた。

それまでは、薬に頼っていた。何でもないときでも、”とりあえず”服用していた。

何かが違う、と思いながらも。

あいうべ体操は、きっかけに過ぎないのかもしれない。

それでも、喘息の薬を止めることが出来た。今でも服用していない。

時に、胸苦しく感じることもあるが、すぐに改善する。

何かのきっかけがなければ、そのままずっと処方されていたかもしれない。

その間の、薬剤費はもちろん、多剤内服による副作用の心配、通院の負担はいつまで続いていたのだろうか。

今回、自分で自分の体を改善するという体験を得て、Kさんは少し自信が持てるようになった。

膝の痛みも軽くなってきて、長時間の立ち仕事も大丈夫になってきた。

あいうべ体操は、患者さん方がきちんと実行してくださるからこそ、効果が上がる。

まじめに行えば、Kさんのように”御利益”がある。

実は、気管支喘息の薬を止めることはそれほど難しくない。

難しい、と思い込まされているだけ。

止めたら、発作を起こして救急車で担ぎ込まれることがある

とも言われる。それは、薬を止めるための適切な方法をとっていなかったから。

経験したことある人は分かると思うが、体は思ったよりも早く改善していく。時には驚くほど、早い。

適切に使用すれば、適切に反応できるのだ。

気管支喘息で悩んでいる人は、ぜひあいうべ体操を試してみて欲しい。

やるのは無料、良くなれば儲けものくらいから始めた方がよい。

ダメでも、失うものはないから。

時代の最先端、フリーな治療、あいうべ体操