Uさんは、初診時は杖をついて這々の体で入ってきた(らしい、記憶が曖昧)。

加圧トレーニング、AKA博田法、ゆびのばソックスこの三つどもえにより杖を捨てた。
「家に杖が4本余っとるから、あんたいらんね」

これが久しぶりに会うときに、友達にかける言葉らしい。

そのUさんが、地域の運動会で「かけっこ」したらしい。

一時は杖をついて、家からあまりでなかった人が、かけっこをしている姿を見て、周囲は騒然。それまでも杖を捨てたUさんの姿を見て、

「私も杖を捨てたい」

と受診する人がいたが、走る姿を目の当たりにして

「あんな風になりたい」

と受診を希望する方が急増した。まさに歩く看板娘から、走る看板娘になった。

そんなUさん、70歳。紹介して下さるお友達も、ほとんどがオーバー70!

膝の痛みに対して、ただ痩せた方がいいと指導するのは、筋力まで奪ってしまうことがあるので、慎重になった方がいい。

痩せるよりも、筋肉の使い方を変えて、筋力を付けた方が歩けるし、健康にはよい。

「痩せなきゃいけない」

このストレスも結構体にとっては悪い。

Uさんに続いて、杖を捨て始めた人が出現するのもおもしろい。

あの人が出来るなら、私にも!

こういう良い連鎖が、ヒトの身体を改善させていく。

「年だから」

みらクリでは禁句である。だって、このUさんのような人を毎日見ているから。

人は、何歳からでも変われる。

それは、みらクリのスタッフが全員実感している。

何事も始めるのに遅いと言うことはない。

あいうべも今の瞬間からはじめてみようよ あいうべ〜