インフルエンザウイルスの検出のための簡易キットでは、細い綿棒を鼻腔に入れて、鼻粘膜をこそぎ取るような形で検体を採取する。

その時に、出血させてしまっては偽陽性(本当は感染していないのに、感染と判断されてしまう)になることがあるので、なるべく出血させないようにと注意を払いながらの検体採取が求められる。
Bスポット治療では、鼻咽腔や鼻腔に塩化亜鉛を塗布して、痛みがあったり(もちろんだけど)、出血があったりすると鼻咽腔炎があると判断する。

見た目には分からず(視診では無理)、鼻咽腔をさすってみるというとてもアナログな方法でしか診断できない。

このときに出血することが多い。しかも痛い。

インフルエンザの時の綿棒に付く出血は、鼻咽腔炎のために付いていたのだなあ、と今更ながら思う。

歯周病の検査ではどうだろうか。歯科医院に行くと、プローブと言われる先が曲がった爪楊枝のお化けを歯と歯茎の間に入れて、歯周ポケットの深さを見る。

その際、歯周病がひどければ、歯茎からの出血がある。これも歯周”炎”によるものだろう。

歯周病も鼻咽腔炎も、アナログな手法によって評価されるし、治療もまたアナログ的だ。

病巣感染の二大首座である鼻咽腔(扁桃)と歯周・歯の共通点がここにあると思う。

両者ともワルダイエル輪に組み込まれていそうで、

あ〜でもいつも、薬を使わなくなるためにはどうすればいいのかと考えた末の結果が、鼻と口をきれいにすることだったとは、なんという無情。

その両者とも私は門外漢。

まあだからこそ見えてくるものがあるのかもしれないが。

Bスポット後の出血を見て、つらつら考えてみた。

唾液はもちろん大事、だけど唾液だけでは難しいなあ、あいうべ〜