あいうべ体操の効果の報告をいろいろな方からいただく。ありがたい限り。

中でも便秘とあいうべ体操の関係は、よく聞くものだ。
ある方からのメールに、追伸として

追:あいうべで、入院するほどひどかった便秘のお父さんが五日のあいうべ体操で良くなったそうです。有り難うございました!

とあった。

典型的な例だ。入院するほどひどいという便秘もなかなかないが、多くの場合、あいうべ体操で便秘が解消する。

これは、口を動かすと大腸も動くという、口大腸反射のお陰だ。

便秘は、腸の問題でもあるが、突き詰めれば上流である口の問題である。「消化器内科」という科目があるが、消化器とは、口から肛門までである。

しかし、口の中のことについて消化器内科で詳しく聞いたことがある、という人は少ないであろう。肛門科と出口には、専門家がいるのに、”口科”というのはない。もちろん口腔外科とか最近では口腔内科というものがあるが、肛門科よりはメジャーでない。

下流の問題は、検査や投薬などでお金がかかるが、上流の問題は予防が主体となるので、費用が安い。

これでは儲からない。

便秘の場合は、まず上流である口をしっかりと動かすのが大切なのだ。

食物繊維やにがりなどのお通じに良いとされる食品を摂ることも結構かもしれないが、それもある意味”下流”である。

もしあいうべ体操をきちんとしているのに、便秘が解消しないという場合は、別の原因を探った方が良いかもしれない。

体を良くするには、上流、源流をきれいにすること。それは、口であり鼻である。

あいうべ体操で、上流医療を今すぐ始めよう!