鬱症状、更年期症状、自律神経失調で二年間抗うつ薬を服用していた、Hさん。

受診の理由はというと、両肩と股関節の痛み。
AKA博田法により、肩の痛みはすぐに軽減。股関節も数回の治療で、ほとんど感じなくなった。

Hさん、治療中はずっと口が開いており、口呼吸状態。

これでは、無気力、うつ、情緒不安定などの症状は、仕方がないことであろう。

これを薬でどうにか仕様とするから、減ることもないし、改善することもあまり無く、継続して処方される。

Hさん、薬も止めたいと思いたち、一所懸命あいうべ体操に取り組んだ。

すると、それまで服用していた抗うつ薬を止めることが出来た。

口も渇かず、やる気も出てきた。

あいうべ体操とうつ病、うつ状態の関連を聞かれることが多いが、


大いに関係あり


と答えることにしている。口呼吸は、心身の健康状態を害することが、分かっているため。

運動療法は、うつ状態を克服するために有効であるが、全身を動かすことがきつい場合は、口だけでも動かすと、気持ちはスッキリとなる。

もちろんHさんの場合は、痛みからの開放と言うことも薬減量には役だったことだろう。

体を動かすと心が動く 心を動かすと体が動く あいうべ〜