来る10月10日(日)に、日本歯科大学九段ホールにて、恒志会主催の創健フォーラムが開催される。

この度のテーマは

「口呼吸を考える」

である。私も、演者として発表する。
シンポジウムは、IgA腎症根治ネットワーク代表の堀田先生を座長として「IgA腎症と口呼吸」と題して、その後行われる。

その抄録集である恒志会会報が届いた。


時代は、食育から息育に移ろうとしている。もちろんこれは、車の両輪であって、どちらの方が大切というわけではない。

どちらも大切

である。

会報を読みながら堀田先生の書いた

「巷に氾濫する『EBMに基づくガイドライン』の多くは製薬企業の支援を受けた対症治療のランダム化比較試験の結果を明確な目的意識もなく羅列した知識の集積に過ぎない」

という文章に目がとまった。

これを読んで、「そうだその通りだ」と快哉を叫ぶことが出来る医師がどれほどいるだろうか。

みらクリには、製薬メーカーの訪問はない。年に数回程度だ。

薬を使わないし、訪問しても嫌みを言われるだけだから当たり前だ。

歯周病が全身の疾患と関係ある

このことが衆知(といってもまだまだだが)されるのにも時間がかかったように、口呼吸が全身の疾患と関係があると周知されるのには、もっと時間がかかるであろう。

これは、何の経済も生み出さないから。

薬が減って、受診が減って、患者が減って

良いことづくめだと思うが、従来の医療関係者にとっては死活問題だ。

人々の健康を唱えながら、健康な人が増えると自分たちの生活が困窮してしまう。

だから、病名を並べて不安をあおり立てる。病名を新しく作って、新たな”市場”を開拓していく。

もちろん、「苦しんでいる患者さん達のため」という大義名分はある。

製薬メーカーであれば、利潤追求のためにそれも良いだろう。

しかし、医師も同じようにその尻馬に乗ってはならないと思う。

病気の診断に焦点を当てるのではなく、治癒や治ることに焦点を当てるべきではないのか。

病名は何とか付いたが、治療法はない

こういうことが幾度となくある。

このような医療からの決別の足がかりとして、息育、食育はまさに役立つであろう。

10月10日 興味がある人は是非来場して欲しい。200名という限定なので申し込みはお早めに。

熱い想いを持っている人たちと、是非会場でお会いしたいと思う。

私の話は、あいうべ〜だけ・・・・芸がないなあ