調子悪い 肩凝りなどなど様々な症状がある場合、ウツや精神的な障害、不定愁訴などと言われる。

鼻咽腔炎と診断し、治療をして改善した症例で、それまでの診断名は、うつ、更年期、片頭痛、低髄液圧症候群、むち打ち症などなど、様々なものがあった。

鼻咽腔炎は、診断方法がアナログなために(診断料も検査料も取れない、というか”ない”)あまり顧みられない。というより、ほとんど無視。

私が、鼻咽腔炎について知ったのは、2年ほど前だろうか。

まさに歴史に埋もれてしまった概念と言うしかない。

口と鼻は命と病気の入り口であるから、キレイにしておくことが大切。

またワルダイエルリンパ輪(口腔鼻腔を取り巻くリンパ組織)は、防御はもちろんのこと、絶えず外界と接するために感染状態に落ちっていることもある、二面性を持つ組織である。

そして、鼻咽腔はワルダイエル輪に含まれない(というより、当時はわからなかったのだろう)。



それらを理解するには上記の本を参考にすると良い。どちらも病巣感染を理解するには良書である。

Yさんも鼻咽腔炎の診断にたどり着くまでにドクターショッピングをしてきた。

頭痛、肩凝り、倦怠感といった諸症状により、様々な検査をした。それでも原因がわからず、消炎鎮痛剤、抗鬱剤などを処方されていた。

しかし、薬を飲み続けるだけの医療に疑問が湧き、みらクリを受診した。

診察をすると、もちろん口呼吸、鼻咽腔を擦過すると出血。これで鼻咽腔炎であろうと察しが付く。

クロルチンク(塩化亜鉛)の点鼻とあいうべ体操を伝えて、診療を終えた。

さて、再診の時。

「どうでしたか?」

「頭痛が不思議と無いんです」

Yさんが頑張って口を閉じているのが見て取れる。

「やはり鼻咽腔炎でしょうね。いろいろな検査では分からないから見過ごされやすいんですよね」

鼻咽腔炎 Bスポット治療を提唱したのは、故堀口申作先生。先生の評価はこれから上がっていくことだろう。

これもメイドインジャパン医療なんだ。

あいうべ〜だけではだめな時もあるんだなあ