書籍はアマゾンで購入することが多いのだが、リアル書店に行ってブラブラと眺めることも、自分の興味外の勉強に役立つ。もちろん医療関係図書を読むことが多いのだが。


「健診の補助が受けられなくなって、どうしたらいいですか」

という質問を受けた。

「どうして健診をするのですか?」

「えっ・・・」

メタボ健診に関して、上記を一読した。これは、医師が記した本ではなく、読売新聞の医療ルネサンス担当の、田中記者の手によるものだ。

だからというわけではないが、とても中立的に書いてある。

表紙に書いてあるのは


健康な人を「異常」にする
日本だけのシステム



これはどういうことだろうか?

健診は、役に立たない。

これは私が言っているのではなく、厚労省の研究班の出したいわばお墨付のデータだ。健診の項目24のうち15は、科学的裏付けがないのだ。

その役に立たない率6割以上という高値である。

では、なぜこれを元に訂正されないのか??




同書においても紹介されているが、上記の「怖くて飲めない」は、「買ってはいけない」などのト本とは違って(タイトルのせいだが)、文庫でありながら読み応えがある。

骨粗鬆症などについても、どのようにして健康人はもちろんのこと、医者までが踊らされているかが分かる。

糖尿病の指標である、ヘモグロビンA1cを下げれば、むしろ病気が増えるというこの矛盾。

そのような事実を多くの人は知らないのである。

医療費増大の原因は、75%が薬剤関連費である。病医院の収入には大きく関係しない。製薬メーカー、調剤薬局の焼け太りだ。なのに医者が諸悪の根源かのような扱いは不当である。

話がそれた。

特定健診の受診率は、徐々に下がっているようだ。それはそうだ。あんなに人を病気にするシステムもない。

病気探しと、人々を脅すより、健康になっていく方法を提供していく方が、いいと思うのだが。どうだろう。

健診に疑問を持っている人にはゼヒとも一読して欲しい本である。