以前、あいうべ体操の後援会に来ていただいた数少ない医師のN先生の発案で筑後川温泉病院にて1時間ほどであったが、あいうべ体操の説明を行った。

もし、効果がありそうだったら、お年寄りの多い病棟にて、継続してやってもらって、風邪や肺炎、誤嚥などの変化を見てみようという取り組みだ。
当日は、かなりの雨模様で、高速も80km規制。路上での事故もあった。

雨の中事故処理も怖いだろうなあ。

我が家から40分程度で、杷木インターからすぐ近くの筑後川温泉病院へ到着。

事務長さんと看護師長さんが雨の中出迎えてくださった。

リハビリ室にてセミナーを行ったのだが、100名前後の病院スタッフの方々に集まっていただいた。

いつもの通りに、あいうべ体操、鼻呼吸の重要性、口腔内の問題について、すこし駆け足であったが説明をさせてもらった。

医科で、口のことに興味を払うことはマズ無い。誤嚥や咀嚼の問題も大きいが、歯科の範疇だろう、自分たちでは上手く解決できないとあきらめもあるのかもしれない。

私もそうであったからよくわかる。

でも、この口の重要性を理解できると、患者さん方にはもちろんのこと、自分自身の健康に役立つのである。

医療者がマズ健康であること。

これは看護、介護「される側」にとっても重要なことであろう。

病院で働いていると、病気が身近にありながら、自分自身の健康には無頓着になりがちだ。

肥満外来を担当している医師が、ちょいメタボなんて笑えない話もある。

どこかで病気とは無縁と考えているのかもしれない。

しかし、ほとんどの人が病気で命を落とす。そのことは仕方がないが、出来るだけ元気で命を長らえたいものだ。

そのためには、まず自分の体の使い方を見直してみること。

その一歩が呼吸だ。今すぐ、これから実践できるあいうべ体操をぜひやってみて欲しい。

筑後川温泉病院のスタッフの皆さんが、健康になって、それが患者さん方にフィードバックされるのを願っている。

あいうべ〜体操を知れば、ちょっとしたアドバイスができる