薬を使わずにリウマチを治す5つのステップを読んでくださった堀田先生からメールをいただいた。
「別々の道を歩んできたのに、同じ結論にたどり着いているように思います」と。
私は、学生時代からこれまでの医学とは違うアプローチが必要なのではないかと思い続け、東洋医学的アプローチをしようと考えた。
普通の臨床には興味もなかったが、他の医師とのコミュニケーションに困ると考え、腰掛けのつもりで、当時は珍しかった救急医学の道へ進んだ。
当時は、大学病院での救急なんてものはほとんど存在しないに等しく、たまにくる救急車は
「どうみても死亡・・・」
という有様だった。
では何をしていたかというと、集中治療室いわゆるICUで、術後患者さんの管理など。
だからしゃべる患者さんとはほとんど接したことがなかった。
研修期間である二年を期限に臨床からは遠ざかるつもりでいたが、これがなかなな興味深く、やりがいのある仕事だと気がついた。
そして、どうしても救急集中治療と漢方を結びつけられないか、西洋医学と東洋医学の融合のようなことを夢見ながら生活を続けた。
それから数年色々な病院で研修をして、また大学病院での救急集中治療を始めたときに、それはとても難しいことだと気がついた。
思考パターンを根本的に変える必要があるため、その場その場の判断がとても難しい。
そして紆余曲折あり、クスリとできるだけ使わないように、無駄な薬剤を摂取しないようにする医療が必要になってくる、そして誰にでもできる医療を、という思いにたどり着いた。
医療崩壊は、医者を増やすことで、医療機関を充実させることでは解決しないだろう。
医者を増やさずに、受診する患者さんを減らせばいいのである。
そのためには、まず予防。予防するには、口を鼻、体の入り口をきれいにすることが大切と分かった。
そのようなことを考えながら、堀田先生から、同様趣旨のメールをもらったことが、この一年の苦労、努力がすべて報われた感じがした。
普通の臨床には興味もなかったが、他の医師とのコミュニケーションに困ると考え、腰掛けのつもりで、当時は珍しかった救急医学の道へ進んだ。
当時は、大学病院での救急なんてものはほとんど存在しないに等しく、たまにくる救急車は
「どうみても死亡・・・」
という有様だった。
では何をしていたかというと、集中治療室いわゆるICUで、術後患者さんの管理など。
だからしゃべる患者さんとはほとんど接したことがなかった。
研修期間である二年を期限に臨床からは遠ざかるつもりでいたが、これがなかなな興味深く、やりがいのある仕事だと気がついた。
そして、どうしても救急集中治療と漢方を結びつけられないか、西洋医学と東洋医学の融合のようなことを夢見ながら生活を続けた。
それから数年色々な病院で研修をして、また大学病院での救急集中治療を始めたときに、それはとても難しいことだと気がついた。
思考パターンを根本的に変える必要があるため、その場その場の判断がとても難しい。
そして紆余曲折あり、クスリとできるだけ使わないように、無駄な薬剤を摂取しないようにする医療が必要になってくる、そして誰にでもできる医療を、という思いにたどり着いた。
医療崩壊は、医者を増やすことで、医療機関を充実させることでは解決しないだろう。
医者を増やさずに、受診する患者さんを減らせばいいのである。
そのためには、まず予防。予防するには、口を鼻、体の入り口をきれいにすることが大切と分かった。
この関所を鍛えることができ、常に清潔に保たれるならば、風邪やその他の感染症、そしてアレルギー性疾患などの免疫異常を惹き起こさずにすむ。
堀田先生も似たようなお考えだ。
詰まるところ、「基本に立ち帰る」ということだと思う。
色々なことを駆使して、何とかいいものはないかなあと探してきたけれど、大切なものは足下に転がっていた。
灯台もと暗しとはまさにこのことだ。
私は、これまで様々な代替医療をやってきたから分かる。ほとんどの医療は、プラセボなのだろう。
だから新しいものが現れては消え、消えては現れるのだろう。淀みに浮かぶ泡沫、だ。
いまここにたどり着いたものは、おそらく大切で、本物であろう。
そのようなことを考えながら、堀田先生から、同様趣旨のメールをもらったことが、この一年の苦労、努力がすべて報われた感じがした。
もちろん、それまでに培ってきたものがあるからこそであるが、登山道は違っていたが、同じ山の頂上を目指していたのだ。そして、その山はおそらく正しい山なのだと思う。
結局は、感染症との戦いだ。この感染症をどうやってコントールしていくかが病気の治癒につながっていくのだろう。
この感染症は、急性のものではなく、ひっそりと体の中で、目立たず、密かに進行していくのである。そして、体に重大な影響を及ぼす。
それは慢性扁桃炎だったり、歯周病だったり、付属器炎だったり、根尖病巣だったりと、様々な部位で起こる。
これらの制圧が病気の治癒には必要なのだ。
口呼吸は、それらを引き起こす一つのファクターでしかないが、最大のものでもある。
私は、ようやくそのことが理解できた気がする。
おそらく、そのことを考え、理解しながら診療をしている人はあまりいないことだろう。
堀田先生は腎臓から、私は東洋医学から、その出発点は違えど、同じ場所にたどり着いた。
興味深いことだ。
さてl、来年はここから、どこに向かって進んでいこう。
目星はついているので、それに向かって前進あるのみ。
今年は大変お世話になりました。
また来年もよろしくお願いいたします。
良いお年を!あいうべ〜