まず生気象学とは、wikiを参照してください。

天候や環境と人体の関係を探る学問のことですね。雨が降ると関節が痛む、とか喘息がひどくなる、なんて経験的に言われていることが、本当かどうか確かめたりもします。
生気象学会もありますが、私は会員ではありません。

私の師匠である、池畑孝次郎先生は、診療所に、百葉箱を置き、その日の気圧、気温、ご自身の血圧、関節の可動域を克明に記しておられました。

見学に行くと、まず血圧測定、そして下肢挙上伸展テストをしてその角度を記します。気圧は、気圧計に24時間記録されています。

それが、診療の最初に行われることでした。

「今日はこれだけ気圧が下がったから、患者さんが多いかも」

などと、予想しますし、院内には天気による、体調予報図なるものも掲示されていました。

池畑先生は、様々な事柄に造詣が深く、天気と体調の関係も、学問になるのだなあ、と勉強できました。

先日、東京でセミナーをした際に、アポロニア21という歯科系雑誌の編集長から、8月号の見本誌をいただきました。

そこに、「生気象学から見た歯科疾患」という特集が載っていました。台風や前線の接近、通過とともに歯痛や喘息、口渇を訴える患者さんが来院したと、天気図と合わせて解説してあります。

あぁ歯でも気象と関係あるのだなあ、と当たり前ながら再度確認できました。

編集長に、「生気象学の記事おもしろいですね」と声をかけると、「知っている人が少なかったので、驚きました」との返事が返ってきました。

私も、池畑先生と出会わなければ、生気象学なんて言葉知るよしもありません。

ありがたいことです。

人体には、その他地磁気の乱れなども、たとえば心疾患などと関連があります。

病気や症状に関して、どうしても納得のいく理由付けをしたくなりますが、案外気象や環境によるものも(熱中症などは典型ですね)考えに入れておくと、すんなりと分かることがあります。

やはり自然の中に生かされれている身ですから、周りに影響を受けるのは当たり前と言えるかもしれません。