「口呼吸の原因はなんですか?」

よく聞かれる質問です。原因はいろいろあるでしょう。それらを一つ一つ探れば、問題は解決するでしょうか?
たとえば、メタボ。

原因は、運動不足に食べすぎです。

それらを止めればいいわけです。定期的な運動習慣、よく噛んで粗食、これでOK!

じゃあ、出来ますか??(笑

ほとんどの人が出来ないから、メタボになるわけでしょう。

原因がわかったからといって、解決しない問題も沢山あるのです。

メタボになると体がどうなるのか、それを詳しく勉強して、薬を作ることに血眼になるよりも、どうやったら運動不足を解消して、粗食を続けられるのか、その動機付け、行動させるかをより追求していった方が本質の改善ではないでしょうか。

たとえば食品

「やめられない、とまらない♪」

ように作ってあるので、これを自らの意志で辞めるのは困難です。

タバコ、お酒、ギャンブル、これらも断つのは困難です。

原因がわかったとして、それらを解決する方法がなければ次にすすめません。

口呼吸の原因は種々ありますが、それらを一つ一つ検証していく作業も大切です。そして、それを改善する方法を提供するのはもっと大切だと思います。

私は、口をどうしても閉じて欲しかったので、あいうべ体操という短いフレーズ、すぐ覚えられる、どこでも誰でもできる、というのを提供したのです。

それは、口を閉じて病気を治癒させるためだったのです。

どうにか案ずれば答えが出てくるものです。

原因を探すのと、それを解決する方法を平行して行うことが望まれますね。

原因だけを追及するのは、研究者に任せたい。私は、一臨床医ですから。