以前にもエントリーしたことがありますが、10年来の片頭痛の男性。

鎮痛剤の乱用にも陥っていました。

鼻閉、口呼吸もあります。このようなときの第一に考えるべき疾患は、上咽頭炎。
さっそく上咽頭擦過をしてみました。するとやはり出血が見られます。

これにより慢性上咽頭炎の診断がつきます。

計4回擦過治療を行ったところで、症状は消失。まさに、堀口申作先生の本に書いてあるとおり、薄皮を剥ぐようにではなく、厚皮を剥ぐように改善していきました。




またある女子高生。数年にわたる頭痛。
これは、一回の擦過治療で消失。

うつ、偏頭痛、耳鳴などの症状で来院した20代の女性。
小さい頃には、膿栓が認められていたので、口呼吸、上咽頭炎が強く疑われます。

彼女の場合は、点鼻治療のみでどうなるかを判断しましたが、さてどうなることやら。

慢性の頭痛、片頭痛にはたいていの場合上咽頭炎が関わっています。
上咽頭炎は、直接視診しても分からないし、もちろんCTやMRIでも分かりません。

なので診断が付きにくい。
この女性も、様々なところで検査をしてもらいましたが、結局うつ病、自律神経失調と病名が付いたに過ぎません。メンタルなことも大切ですが、見逃されがちな体のことにも気を配る必要がありますね。

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この上咽頭炎に興味のある方は、ぜひ、堀田修先生の講演(福岡市)にご参加ください。
当日は、私も、すこしお話しいたします。
上咽頭炎については、以下の本に詳しく載っています。