「先生のお話は、大変おもしろく興味深いものばかりでした。
病原菌の侵入は、主に口と口腔からですが、口腔の異常で体にも様々な疾患が現れていたことは大変な驚きでした。私もあいうべ体操を生徒とともに実践していきたいと思います。」

「アレルギー性疾患が、口や鼻の乾燥を防ぐことで、元の健康な状態に戻ることが出来ると言うこと。とても驚きました。ゼヒ生徒や保護者に紹介したいと思います。」
2月は、学校関係の講演が多く、とくに養護教諭向けが二回ありました。

筑後地区と筑豊地区。息育が、すこし認知されてきたかなとありがたい限りです。

その中で、IgA腎症に関して堀田修先生の話をするのですが、やはりIgA腎症でそのまま経過観察されているケースは、多いようです。血尿が続いていながらも、症状もないし、明確な血液検査異常も無い。

そのまま様子を見ましょう、と言うことになります。

これが落とし穴となって、徐々に進行してしまい、取り返しの付かないことになら無いとも限りません。

堀田先生は、治るはずのIgA腎症が治らなくなってしまっている現状をとても嘆いておられます。

治るはずの疾患が、受診する医者によってなおならなくなってしまうのは悲劇です。

ですから、色々な情報を注意深く見ることが大切ですね。まさに玉石混交です。

立派な先生が話しているからといって正しいとも限らないし、私のような者が間違っているとも限らない。

とくにIgA腎症の方々、あきらめてはいけませんし、まだ若いのであれば、セカンドオピニオンを堀田修クリニックに聞きに行ってはどうでしょう。何か道が開けるかもしれませんよ。


医療者であれば、まずこの本を!

増刷して、値段が少し高くなりましたが(昔が安すぎたともいえます)、一読の価値ありです。


そして、一般の方、もちろん医療者もこの本を読んでみてください。



物事を細かく細かく見ていくことも大切ですが、大きく大きく見ていくことも同じように大切です。今の医療は、大きく見ていくことから少し遠ざかっていますね。

物理の世界も、ミクロの原子やクォークと、大宇宙はつながっています。おそらく人の体もそうなのでしょう。

顕微鏡で分かることもあれば、分からないこともあります。

人体をシステムとしてみる医療がもっともっと発達していくことを切に望みますし、そのために努力をしていこうと思っています。まだまだ治るべき疾患なのに、治っていない現状がありますから。