20代の女性です。風邪をこじらせてから毎日のようにひどい頭痛が起こるとのことでした。

頭痛発作の前には、閃輝暗点、鼻汁といった片頭痛の前兆や嘔気、嘔吐を伴った古典的片頭痛発作に見舞われていました。とっても苦しんだんでしょうね。
なかなか痛みが治まらない、できるだけ薬を使いたくないと言うことで来院。

症状としては、典型的な片頭痛ですが、できれば薬を処方したくありません。 

こういう場合は、合い言葉のような”上咽頭炎”に注意です。

そして、当然のように口呼吸ですから、これを止めることが大切です。

上咽頭炎を診断するには、上咽頭擦過治療です。”治療”と名付けていますから、いわゆる”診断的治療”になりますね。診断と同時に治療も行ってしまおうってことです。

果たして、この方も巻綿子には血液が付着していました。これが上咽頭炎です。上咽頭のケアを継続できれば、おそらく片頭痛にも何らかの変化が出てくるでしょう。

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出血は、二回の上咽頭擦過治療で消失し、それと同時に、頭痛も消失しました。これが典型的な上咽頭炎による頭痛治療の経過です。

多くの方が、5回以内の治療で改善します。患者さんにも医師にもこんなに楽な治療はありませんね。

慢性的な片頭痛でお困りの方は、上咽頭炎を疑い、擦過治療を行ってみるのも一考です。

注)すべての頭痛が上咽頭炎から起こるわけではありません。
難治性のもの、原因がはっきりしない時には、上咽頭炎の可能性があります。 


岡山大学小児歯科岡崎好秀先生との共著です。これ一冊で、口呼吸のことがよく分かります。
そして、病気の治し方も。

病気を治すカラダの使い方、口呼吸、足育、食育、態育(態癖)について理解が深まる本です。