最近よく、漢方治療を受けているけれどあまり芳しくないのでという方が受診されます。

もちろん私も漢方専門医なので、それなりの(笑)知識はあります。だからといって漢方薬ばかりを処方するわけでもありません。 
漢方治療が広まったことはいいことですが、従来危惧されていたようにいわゆる病名処方も増えました。

この病名に対してこの漢方薬、

認知症に抑肝散、胃の不調に四君子湯みたいな感じですね。

証という漢方独自の考え方からすると違和感たっぷりですが、まあ仕方のないことだと思います。

漢方は副作用が少ないから、とか体質改善とかというのもよく言われますが、結局は薬ですよ。 

日常生活がとても大切なのに、それらを考えずに漢方を処方するというのはいかがなものでしょうかね。

 私は、漢方の修行中に自分の思うような結果が得られず、別の方法を試してみようと考え、口呼吸の問題に行き当たりました。

その当時、成人発症の気管支喘息は漢方でも治療するのは難しいから、結局は吸入や点滴というものが必要でした。ところが、口呼吸の問題を治療するようになってからそのような症例は皆無と行ってもイイほどになりました。

私が、やはり漢方薬で治療しなきゃ駄目だと考えていたらそのような結果は得られなかったでしょう。

昔の条文を引っ張り出して、こういう風に考えられるからこの薬が効いたなんてことは、後出しじゃんけんみたいなものだと思います。

解釈によっていくらでも文章が取り違えられるのであれば、医療ではないような、、、、??

たかだか数十年前に書かれた憲法の条文でも、解釈はバラバラですし、ノストラダムスの予言も解釈法には幾千のものがあります。ノストラダムスの予言も、後出しじゃんけんですよね。

後から見てみたら、この文章のことが当たっていた!なんて、おかしいでしょ。

たとえば難病になる方にはパターンがあります。その一つとしてあげられるのは、狭い口蓋です。口蓋が狭くて、舌が治まる位置がありません。そうなると低位舌→口呼吸→口の衛生状態悪化→病気となります。
arch
このパターンを知らずに、ただ単に薬を処方するのは間違いです。

たとえばこのリウマチ患者さんの硬口蓋。とても狭いですね。

これが病気の原因にもなるんです。

知らないと恐いですね。


病気の入り口である、口と鼻をきれいにするのが"治療”の第一歩です。

処方することだけが治療ではありません。そのことを十分理解して下さいね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゆびのばソックスのお求めはゆびのばドットコムで。