全く違う症状で受診中の患者さんから、足指の爪の質問がありました。

左の4趾の爪が変色しているというのです。

「どれどれ見せて下さい」 
見ると、爪下が黒く変色し、隣の5趾の爪はほとんど無くなりかけていました。

「靴によって押されているのでしょうね。爪の血流が悪くなっている証拠ですよ」

「ブーツを履いて、足指は楽になったのですが、、、、」

「そのブーツがくせ者ですよ」

「割と大きめをかったので、靴の中で足指は動かせますよ」

「でも爪を見ると、靴が悪いとしか考えられませんよ」

とここで、みらクリナースが実体験を交えて会話に入ってきました。

「 それはブーツだと思いますよ。私もブーツは悪いと実感できました
足指が動かせるようでいて、脱げないようにと足指をぐっと曲げてしまうんです
私も、足裏の角質がドンドン良くなってきていたのに、今年の冬ブーツを履いたとたんに
また悪くなってきましたから。

良くなるのには時間がかかるのに、悪くなるのはすぐですね」
 
なんとブーツの弊害を見事に短く説明してくれました。

まさにそうなんです。大きめの靴だから脱げやすくなり、かえって屈み指がひどくなってしまいます

そうやって爪が悪くなってきたのですね。

でも、この悪化は徐々に進行したのですから、ブーツという悪習慣に行き着ければ良いのですが、それに気がつかなければ「??」と首をかしげるばかりになってしまいます。

悪い靴で、一日何千歩も爪をぶつけるのですから、爪に変化が出ても当たり前です。ですが、そのわずかな力の慢性的な悪影響を見のがしてしまうことが多いのも事実です

人間の習性として、出来事が起こった直前の出来事を原因として認識しがちです。ですから生活習慣には目が向きにくいのですね。

煙草の害も、一瞬で生じるわけ出なく、徐々に徐々にむしばんでいくのですね。それと一緒です。

ブーツを履くことも良いですが、それによって大変な目に遭っている足指のケアもしっかりとして下さいね。

足指ケアには、ひろのば体操とゆびのばソックスですよ。