お盆休みはかなりの本を読みました。興味あるものを手当たり次第に購入して読みふけったのですが、なかなかこれだ!という本には巡り会えませんでしたね。難しいものです。
その中でも心に響いたのはこの本です。

 騙されてたまるか 調査報道の裏側 (新潮新書)
清水潔さんというジャーナリストのもの。

足利事件や桶川ストーカー事件など詳しくは知らないけれど、ちょっとは内容を知っているという人も多いのではないでしょうか。私もその一人。

それぞれの事件の裏には、報道されることとされないことがあることは分かっているつもりでもやはり新聞報道やテレビなど表面的なものに流されてしまいますね。

気を付けなきゃと思っていても、入ってくる情報には限りがあります。

それじゃあダメだと清水さんは「真実」に立ち向かいます。

マスコミ報道もいろいろな思惑や捜査が入っていますし、記者クラブの弊害も長いこと言われていますが、何も状況は変わっていません。それどころか情報統制はひどい方向に行っているのではないかと思うほどです。

情報を鵜呑みにしないという姿勢は大切ですね。

それを改めて思い知らされる本です。