毎日のように慢性上咽頭炎と思われる症状で受診される方が後を絶ちません。

慢性上咽頭炎の診断は、内視鏡では行えず(現在の所)、直接上咽頭部を擦過するという方法(上咽頭擦過治療)が必要になります。

また慢性上咽頭炎は、鼻疾患のみならず、精神疾患(うつ)、耳鳴、顎関節症、舌痛症、咳喘息、肩凝り首凝り(ストレートネックと診断されることが多い)、咽喉頭部違和感などを引き起こします。

もちろんIgA腎症や掌蹠膿疱症などの原病巣として問題となることも多いのです。

これは以前相田先生が医薬経済誌に連載なさっていたときのものです。
古くて新しい病巣疾患」参考になさって下さい。
日本病巣疾患研究会は、医科歯科が連携して、病巣疾患(病巣感染症)、口呼吸問題などの解決に取り組んでいます。

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