視界に入るほとんどの物事を私たちは見落としています。

人間は、視覚情報が8割と言われます。それ以外の感覚が残りの2割だと。
目を閉じたら、その2割が全てになるので、多の感覚が研ぎ澄まされます。

ではその8割の視覚情報もあまり役に立っていないとしたら、、、、

ということで新聞の書評をみてすぐに購入したこの本。医学教育にも使われていると言うことだったので楽しみでした。読んでみて「日常の物事の見方が変わった」これに尽きますね。

そんなことないよ〜大体覚えているというあなた、そんなことはゼッタイにありません。

先日福井県にある三方五湖へ初めて行きました。

三方五湖を一望できる梅丈岳山頂へ行く際にロープウェイに乗り込んだんです。

行きも帰りも。

帰り(下り)の時、私の頭にコツンと何かが当たりました。

ハート型の手すりでした。

 S1250023

それがこれ。ピンク色をして、ハート型の手すり。手すりのつり下げ部分にはピンクより赤いカバーも付いています。

これ初めて乗り込む際にも目にしているはずなんです。ピンク色の手すりなんてまず見ませんから、しかもハート型(^^)

先にあることを教えられたりしていたら必ず目に入る位置に付いているんです。車両の前方1/3の左右中央からぶら下げられていますから。

なんと言っても私がコツンとぶつかったくらいです。目に入るはずなんです。

でも完全に見落としていました。

私たちは、「目に見えるものが正しい」「目に見えるものしか信じない」なんて考えになってしまいがちですが、そこに落とし穴があることを再確認させられた出来事でした。

上記の書籍、私はKindle版を購入してカラーで読んでいます。

いろいろな絵画、彫刻が出てくるので拡大するのにとても便利ですね。

特に、ゴリアテに向かうダビデ像に関しては新たな発見を教えてもらってとてもためになりました。

お時間があればぜひご一読下さい。日常診療の質もさらにアップすると思います。 








2015年2月発売 イラスト多く分かりやすい