朝の階段昇降がうるさいと言われたイナマス学級。

朝の運動を始めて子ども達が変わったのは、1時間目の授業が静かに集中して聞けるようになったことだと言います。シッカリと体を動かして、体力を発散しましたから、次は学力へ向けることが出来るのでしょうね。

こりゃいいやと思った矢先、「うるさい」との声。

さて稲益先生はどう改善したかというと、、、、、
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自分の椅子を使った踏み台昇降を登校したらすぐに行うというもの。

子どもにとっては結構な高さなんですよ。

これをまず100回やる。

稲益先生が教えてくれました。

階段上りは、みんなが揃ってからやっていたけど、これは登校した人からどんどんやることが出来る。時間の節約になった

と。ケガの功名と言いますか、ピンチをチャンスに変えたんですね。

実は、あいうべ体操もそういう所があります。

うがいは、列になってガラガラ、ぺっと時間がかかりますが、クラス一斉に出来ますし、あるいは銘々がすることも出来ます。時短です。

そしてこの心拍数を目標にした子ども達への運動の取り組み。

体力がある子も、そうで無い子も、その子にとって「ちょっとキツい」運動強度にすることが出来ます。

100回が楽な子は、倍の回数すればいいのです。目標の心拍数を目指して。

50回しか出来なくても、その子の心拍が目標に達していればその子は、自分の精一杯をやっているのです。

これはある意味平等ですね。

私が訪問した日、学校全体はインフルがグググッと増えて学級閉鎖も出たらしいですが、イナマス学級はみなカゼも引かず元気に登校していました。

給食前にはあいうべ体操を30回もやっています。

こんなちょっと型破りな先生がいると面白いですね。

ぜひ登校時の運動、継続して欲しいです。そしてあいうべ体操も。