あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰

薬を使わない治療を目指す福岡博多の内科クリニックです。息育 足育二つのソクイク。あいうべ体操(口呼吸改善)、ゆびのば体操(足指体操)。

このブログに投票する1 このブログに投票する2

あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰>アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎に馬油の点鼻を

便りがないのが元気な印

受診がないのが元気な印

Yさんはアトピー性皮膚炎で受診中でした。治療の甲斐あって、徐々に改善しておりましたが、顔の赤みが取れないことが悩みでした。

また元気いっぱいのC君は、給食のアレルギーを克服したいと受診しました。彼もアトピー性皮膚炎でなやんでいました。

二人とも数ヶ月の内に、さらなる改善が見られました。

続きを読む

脱ステによる好転反応

脱ステなる言葉を知っておられる方は、アトピー性皮膚炎でとても悩まれたことのある方か、その方のお知り合いでしょう。

脱ステとは、脱ステロイドホルモンの略で、ステロイドホルモン塗布剤からの離脱を意味します。なぜ離脱しないといけないのかというと、やはり副作用がひどいからです。

医師の中には、うまく使えばそれほど怖いものではないという人もいるのですが、”うまく”使える人がいないのか、結局はただ薬を塗るだけという治療になってしまいがちです。

それでは、患者さんも怖がって当たり前です。中には、薬品名が分からないような容器に入れた薬を処方されて、とにかく塗っておきなさいと指導されることも”いまだに”あるようです。

ところで”好転反応”と言う言葉をよく聞きますが、私はほとんど経験したことがありません。漢方では眩瞑(めんげん、めんけん)と言いますが、非常にまれな状態であると知られています。

ある何かを摂取して、一時的に症状が悪化して、その後”急激に”会報へ向かうような場合を言うのですが、この”急激に”というところが重要で、それこそ数日以内にとっても良くなってしまうのです。

ところが、ちまたで言われるような好転反応というと、なにかサプリを摂ったら変な症状が出た、ひどくなった、なんていうとすぐに

「それは好転反応だから心配しなくて良いですよ」

なんて言われるのですが、普通ならば副作用?と考えがちなのが、”ああ、好転反応ね”なんてことで納得してしまいます。

これが、処方薬だったら大変です。まず医師としては、副作用のことを考え摂取にとても慎重になります。でも、サプリなどでは好転反応としてそのまま飲み続けるようにいわれるときもあります。とても怖いことですね。

「脱ステしてひどい好転反応がありました」

なんて言われることがあるのですが、私は患者さんのステロイド塗布剤を中止していく過程においてこれまで、そんなにひどい状態になったことがないので

「ああ、そうですか。私はあんまり経験したことないんですけれど」

と答えます。

体をしっかりと治す方向に向けると、それほど苦労することなく薬を止めていくことが出来るのですが、”気力”や”忍耐”が必要な治療を選択すると薬を止めるのも大変です。

脱ステによる”好転反応??”を経験している方は、その治療が本当にいいのか、無理に体を変化させようとしているだけではないのかを今一度振り返る必要があると思いますね。

お腹を触ったとたん泣き出しちゃった5

「近くの小児科にかかったけど、良くなりません。お友達から聞いてこちらへ来ました」
とXちゃんのお母さんは言いました。Xちゃんは、アトピー性皮膚炎と喘息で苦しんでいました。

アレルギー専門の小児科にかかっているけれど、薬が増えるだけで全然症状が改善しないというのです。

「あぁそうですか、大変ですね」

診療室に入ってきたときから、原因は分かっていたけれど、普通に診療をはじめました。

Xちゃんは、緊張しているのか、こちらの問いかけにはほとんど答えません。

「じゃお腹を見せてもらおう、横になってね」

横になってお腹を触っていると、泣き出してしまいました

「あぁごめんね、おじちゃん痛いことしなかったつもりだけど、どこか痛かった?」

泣きじゃくるだけです。緊張の糸がほどけたのかも知れません。

「おじちゃんが、お肌がきれいになる方法を知っているよ、必ず良くなるよ。すべすべなるよ」

お母さんに、”あいうべ”を教えて、少量の漢方薬を処方しました。

2週後、きちんと受診してくれました。
診察室に入ってくるときに、お肌が改善していることが分かりました。

雨模様の表情ですが、今回は何とか大丈夫。

「どうですか?」
「随分と皮膚をかかなくなりました。”あいうべ”も何とかやっています」

「どうですか?」
Xちゃんに聞きましたが、答えはありませんでした。おじさんはとても警戒されているようです。同じ年頃の娘にもすでに
「お父さんきらい
と言われているので、仕方もありません。娘は、こちらが愛情を示すほど逃げていくようです。

お肌が徐々に改善するのを確認して
「頑張ったね。また会おうね。もっときれいになるからね
と診療を終えました。

抗アレルギー剤なんな使う前に、もっとやるべきことはたくさんあります。薬を処方するのは最後の手段です。医師も親も手っ取り早い方法をとってしまうので子供が迷惑します。

ちょっとしたことで体はどんどんと変化するのに。Mottainai!!

月別アーカイブ
メルマガ登録

院長執筆の本







QRコード
QRコード