「大人を脅かす成長ホルモン障害」

の見出しで、11.13号のAERA誌に記事が載りました。

成長ホルモン(GH)は、10代の時に脳下垂体からの分泌量が最高となり、その後は、年を取っていくに従って減っていきます。GHは、免疫力や脂肪の燃焼などに関して、とても重要な働きを持っています。

加圧トレーニングは、このGHをとても簡単に上昇させることが出来ます。体のタイムマシンと呼ばれる所以は、このGHの上昇効果によるところが大きいでしょう。

このGHが少なくなると、メタボリック症候群様の症状を引き起こす人がいるらしいのです。私も知りませんでした。

体脂肪増加、皮膚乾燥、性欲減退、集中力低下などです。これらの症状を呈する人の中に、GHが欠乏している人がいるそうです。

このGH欠乏に対して、GHを注射すると諸症状が改善されるとのこと。当然、加圧トレーニングで内因性のGHを増やしても同様の効果が得られます。

このGH、注射薬は結構高いのです。またアレルギーが出たりして、はやり内因性(自分自身の体から出る)のGHを増やすことが大事です。これは、加圧トレーニングによって比較的簡単に実現できます。

しかし、この記事を見て、生活習慣病で加圧トレーニングを行っておられる方のなかに、血糖値がどんどん下がったり、血圧・コレステロールが正常化したりする方がおられる理由が分かった気がします。

血糖値は、HbA1cという検査値で見ますが、これが1ヶ月で1(!)も下がる人がいます。たった1かと思う無かれ、これを食事で行おうと思ったら大変です。

これが生活を変えることなく、2週に一回の加圧トレーニングで出来るのですから、とてもラクですね。さらに筋肉も増えて一石二鳥です。

こういう経過をたどる方が、ちらほらとおられます。メタボリック症候群で、治療に難渋しているという方は、加圧トレーニングを試されてみるのが良いかと思います。