あいうべ体操・ゆびのば体操の「みらいクリニック」院長 今井一彰>AKA博田法
AKA博田法
Mさんは、関節リウマチ、坐骨神経痛、ふらつき、頭重感などなどいろいろな愁訴で来院されました。
症状がひどいので、ため息ばかりついて(←ここ重要)います、と。
私の喜びは、患者さんの薬を減らしていくことです。
先週は立て続けにその喜びを感じることができました。
靴下外来をご希望の方は、予約表に(靴下)と書いてあります。
Sさんは、左の膝の痛みとO脚の治療に来られました。
「どうして靴下外来を選択されたのですか?」
と聞くと
「受付の方が、その症状なら靴下外来の方がいいと思いますと、勧めて下さったんです」
AKA−博田法を行うと、
「あっ曲がっていた膝が伸びてつく(ベッドにひざ裏が)ようになりました」
とビックリされています。
「そうですね。膝を触らなくても、仙腸関節の手技だけでこれだけの効果が得られます。歩いてみて下さい」
「あっ痛くない」
聞けば、Sさん。病院を受診する度に「いつ手術をしますか?」と聞かれるのが苦痛だったとのこと。「今年の夏にはしなきゃダメでしょうね」と言われ落ち込んでいました。
「いやあ、することないですよ。たった数分でこれだけ変わるなんておもしろいでしょ」
「ねぇビックリしました」
「いえ、さらにビックリするのはこれからです」
と足の診断をしました。
「じゃあ。これを履いて下さい。あなたにぴったりの靴下です」
「私、外反母趾もあるんです」
「えぇそうですね。心配いりません。外反母趾も改善していきますよ」
「本当ですか??」
「今すぐというわけにはいきませんがね。早速履いてみて下さい」
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「さて、どうですか、歩いてみて下さい」
「いやぁ、もっと力強く歩けます。全く痛くない」
「もっとビックリしたでしょ」
「先ほど入室してきたときと全然違っちゃったでしょ」
「まぁなんてことでしょ」
「手術は必要ないと思いますよ。そして、今は正坐が出来なくても、数ヶ月で出来るようになりますよ」
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靴下で人生が変わる、といえばたいていの人は笑ってくれますが、手術を回避できたとすれば、人生変わります。いつものようにSさんにも投薬はしません。痛み止めの定期内服と座薬を使っていましたが、これらの薬もどんどん減っていくでしょう。
AKA−博田法とゆびのばソックスを組み合わせるとまさに医者いらず(?)になります。
あっ、そのあとどんな仕事していこう・・・
靴下外来も開設して2回目になりました。
従来の予約外来を受診していただいた方はもちろん、加圧トレーニングに通ってくださる方もいらっしゃいます。
しかし、やはり靴下外来がメインになります。
ありがたいことに、ゆびのばソックスを求めて様々な方が受診されます。
ゆびのばソックスの調節や、AKA博田法の施行はもちろん、その場で靴の調整、靴紐の交換もしていきますので、時間がどうしてもかかってしまいますが、充実した診療時間を過ごすことが出来ます。
通常の診療日と比較すると、充分な時間を取ることが出来ますので、私も満足、患者さんも満足(?)。
ゆびのばソックスの説明を行い、いろいろな実演をすると、どなたも一様に驚かれます。興味深いのが、ほとんどの方が口コミでいらっしゃっていることです。
ネットを見てという方もいらっしゃるのですが、圧倒的に口コミが多いです。
「まあ、驚くからとにかく行ってみろ」
と言われて来られた方もいらっしゃいます。
受診していただいた全ての方に満足をしていただけるように全力で頑張るだけです。